ビギナーズラックだと信じよう
2012年6月29日 MTG プレイヤー編 コメント (10)プレイヤー編
俺のM:tGプレイヤーとしての一面っていうのは
こうしてギャザ速の運営をしてると年中M:tGに触れてそうなものだけど、
実はM:tG以外にも色々趣味を持ってたりするのです。
それを今井さんは、「リアルでいろんなとこにプレインズウォークしてるよね」だなんて
そんな表現でからかってくれたりもします。
俺自身ではそんな気はあまりしてないのだけれど。
しかし、カードゲームはM:tGしか触れてない俺ですが、
カードゲームを知らない人たちの中に飛び込んだとき、
どうやってM:tGに繋げるかだなんて事を考えてしまったりもしますが
なかなかうまい事いかないのも現実。
そんな風に色んなところにプレインズウォークする中で、
俺にはバンドっていう趣味があったのでした。
そこでの俺はギャザ速さんではないバンドマンとしての俺が存在しています。
ガスマスク付けてシャウトするそんなベーシスト。
しかしスタジオ練習に向かう時でもやっぱりデッキひとつはカバンに忍ばせているのです。
ある日、イベントデッキが発売されたという事もあり、
いつものバッグには入りきらずショップで受け取ったビニール袋に入れたままスタジオに向かう事がありました。
その日は俺含めて3人で練習。
普段極力荷物を減らす俺がカバンとベース以外のものを持ってる姿が珍しかったようです。
「あれ、なにもってんの?」
「荷物増やすの珍しいな」
「ん?これ?マジック ザ ギャザリング」
「なにそれー」
「俺がはまってるカードゲームだよ」
「あ、昔ツレがやってた気がする」
「対戦とかできるの?」
以外と興味を示すメンバー達。
「あー、練習終わったらちょっと遊んでみる?ちょうどこれで対戦できる。」
「おー!やろうやろう」
「俺強いほう貸して!」
と、そんな風に練習が終わった後早速M:tGをプレイしはじめるのでした。
あまりカードゲームに触れた事の無い人に、M:tGを説明するには複雑かとの心配もなんのその。
意外とすんなり覚えてくれて拍子抜け。
そして最初は練習にと、二人のプレイを指南していたのですが、
二戦目三戦目ともなればイベントデッキの内容をお互い把握したようでした。
よろしい、ならば戦闘だ。
熟練プレイヤー(このメンバーの中では)の腕を見せてやると、
二人を蹴散らそうと思い俺も対戦することに。
が、しかし。
土地がうまく引けず、相手にドンドンクリーチャーを出され、
気が付けば負けているという典型的な土地事故。
「なんだよー 弱いじゃん!」
「あ、うん。あれだよ。運がわるk」
「俺のほうがセンスある!!!」
「次変われよ、俺も倒す!」
そして、その宣言どおり、今度は事故関係なく負ける俺。
「・・・Oh」
「・・・手加減した?」
「・・・してない」
「「よえぇぇぇ」」
こんな感じで初めて触れたM:tGを受け入れられた事のうれしさと、
そんな触れたばかりの二人に惨敗した悲しさの複雑な思いの中、
今でもたまに、スタジオ練習後に一プレイして帰るなんて日々が続いてるのでした。
ギャザ速
http://mtg-news.net
俺のM:tGプレイヤーとしての一面っていうのは
こうしてギャザ速の運営をしてると年中M:tGに触れてそうなものだけど、
実はM:tG以外にも色々趣味を持ってたりするのです。
それを今井さんは、「リアルでいろんなとこにプレインズウォークしてるよね」だなんて
そんな表現でからかってくれたりもします。
俺自身ではそんな気はあまりしてないのだけれど。
しかし、カードゲームはM:tGしか触れてない俺ですが、
カードゲームを知らない人たちの中に飛び込んだとき、
どうやってM:tGに繋げるかだなんて事を考えてしまったりもしますが
なかなかうまい事いかないのも現実。
そんな風に色んなところにプレインズウォークする中で、
俺にはバンドっていう趣味があったのでした。
そこでの俺はギャザ速さんではないバンドマンとしての俺が存在しています。
ガスマスク付けてシャウトするそんなベーシスト。
しかしスタジオ練習に向かう時でもやっぱりデッキひとつはカバンに忍ばせているのです。
ある日、イベントデッキが発売されたという事もあり、
いつものバッグには入りきらずショップで受け取ったビニール袋に入れたままスタジオに向かう事がありました。
その日は俺含めて3人で練習。
普段極力荷物を減らす俺がカバンとベース以外のものを持ってる姿が珍しかったようです。
「あれ、なにもってんの?」
「荷物増やすの珍しいな」
「ん?これ?マジック ザ ギャザリング」
「なにそれー」
「俺がはまってるカードゲームだよ」
「あ、昔ツレがやってた気がする」
「対戦とかできるの?」
以外と興味を示すメンバー達。
「あー、練習終わったらちょっと遊んでみる?ちょうどこれで対戦できる。」
「おー!やろうやろう」
「俺強いほう貸して!」
と、そんな風に練習が終わった後早速M:tGをプレイしはじめるのでした。
あまりカードゲームに触れた事の無い人に、M:tGを説明するには複雑かとの心配もなんのその。
意外とすんなり覚えてくれて拍子抜け。
そして最初は練習にと、二人のプレイを指南していたのですが、
二戦目三戦目ともなればイベントデッキの内容をお互い把握したようでした。
よろしい、ならば戦闘だ。
熟練プレイヤー(このメンバーの中では)の腕を見せてやると、
二人を蹴散らそうと思い俺も対戦することに。
が、しかし。
土地がうまく引けず、相手にドンドンクリーチャーを出され、
気が付けば負けているという典型的な土地事故。
「なんだよー 弱いじゃん!」
「あ、うん。あれだよ。運がわるk」
「俺のほうがセンスある!!!」
「次変われよ、俺も倒す!」
そして、その宣言どおり、今度は事故関係なく負ける俺。
「・・・Oh」
「・・・手加減した?」
「・・・してない」
「「よえぇぇぇ」」
こんな感じで初めて触れたM:tGを受け入れられた事のうれしさと、
そんな触れたばかりの二人に惨敗した悲しさの複雑な思いの中、
今でもたまに、スタジオ練習後に一プレイして帰るなんて日々が続いてるのでした。
ギャザ速
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不思議な距離感
2012年6月13日 MTG プレイヤー編 コメント (1)プレイヤー編
いつものカードショップでいつもの様にプレイをしていると、
だんだん顔見知りも増えてくるもので、
最初はお互い、特に何も思わずスルーしていた相手でも
目と目が合ったら軽く会釈するようになっていく。
そんなちょっと不思議な距離感の相手というのも増えていきます。
そういった距離感の相手との距離が縮まる瞬間。
それはやっぱり、実際にM:tGのプレイを大会等でマッチング時等
実際にプレイヤー同士として対峙した後だと思うんです。
M:tGの大会に出ると、相手の名前が張り出されるため本名が分かるのですが、
そういった情報では別にその人の、あだ名であるとか、愛称であるとか、何もわかりません。
それでも、実際にプレイすれば、そのプレイヤーのプレイングやデッキコンセプト。そういった情報が一気に与えられます。
たぶん、俺のデッキやプレイング等の情報も相手に伝わって言ってるのでしょう。
ある時、いつもと同じカードショップの大きなイベントでもない大会で、
「プレインズウォーカーコントロール使ってた方ですよね。」
そんな風に声をかけられました。
その日は既にもう別のデッキを使ってましたが、
以前までは確かに俺はプレインズウォーカーコントロールを愛用していたのです。
そして、その声の主は何度か大会参加者として見かけるいつもの顔でした。
「あ、この前黒を使われてた!お久しぶりです」
なんとなく、以前は普通にただの参加者としてお互い接してただけなのに、
久しぶりって言葉で返してしまいました。
丁度今は3回戦目。
お互い今マッチングしているという事は、この日の大会の戦績はあまり宜しくないはず。
俺は苦笑いと共に「今日は新しいデッキを試したもののボロボロです」だなんて言い訳を続けます。
相手も「今日は僕もボロボロですー。事故ってばっかりで!」
気づけば何も知らない赤の他人同士だったはずが、
M:tGプレイヤーという共通の何かを得たため話題が弾み、
実際の3回戦目のプレイも、ただ勝ち負けを追う以上に楽しいと感じるプレイになっていた俺がそこには居ました。
競技レベルの大会だと、こういった無意味な会話って警告を受けてしまうと思いますが、
俺はお固い競技よりもどこかフランクな雰囲気が好きな性質なのかもしれません。
また、こうしてプレイヤーと接する事の出来るマジック:ザ ギャザリングに特別な魅力を感じているプレイヤーの一人なのでしょう。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
回想編 2章
こうして今、カードショップのショーケス内にて飾られている7万5千円と値札を睨めっこしているのはなんという状況なんでしょうか。
スタン最強デッキと謳われ、完成された現スタン最強デッキとやらを目の前にしてこの状況。
精神を刻むものジェイスに石鍛冶の神秘家のなんとも贅沢なデッキ。
これさえあれば直ぐにでもフライデーナイトマジック参戦可能という素晴らしい代物。
─ これから復帰するぞ!ゆっくり少しづつカードプールを増やしていくんだ!
そんな思いを吹っ飛ばす内容のデッキに釘付けになるも、
購入する意思を更に吹っ飛ばす爽快なお値段。
流石にキャッシュで買えたものではないなと、ぐっと我慢したのでした。
そして、復帰するとなった場合やっぱり目標というべきか、
スタンで猛威を振るうデッキを使用してみたいという欲望の結集した先は
7万5千円なのかと思うと、長い道のりになる事は明白でした。
結局それを買うわけでもなく、友人たちにも流石にちょっとハードル高すぎるよと止められ
夢の集合体はショーケースの中のまま。
「ゆっくり集めるさ。それも楽しみの一つなんだ。」
と、どう考えても自分に言い聞かせる様にこぼしたのでした。
それから数日後の真昼間。
珍しくこんな時間にともだちから電話がかかってきます。
「どーしたどーした。こんな時間に・・・」
「ジェイス禁止だあああああ」
「え?」
「石鍛冶もおわたーーーー」
「な?!」
「ちょっ、どういう事?」
「あいつらはやりすぎた!やりすぎたんやーー」
「あの?禁止?えっと?」
「この前のデッキ買わなくてよかったね!!」
「ああぁぁーーあれか!!」
そう、あの日何かの間違いで財布にお金があったら買ってしまっていた可能性大だった完成デッキ。
その数日後に主要カードがスタンにて禁止という速報を伝えられたのでした。
現役で使ってた人達には申し訳ないけど、
復帰する俺からすれば、復帰しやすくなったとも言えるチャンスタイム突入!
極力ミラディンの傷跡ブロックメインでゼンディカーブロックは集めずに
黒赤死の影デッキをスタン復帰後最初のデッキとして作り上げていくのでした。
ギャザ速
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こうして今、カードショップのショーケス内にて飾られている7万5千円と値札を睨めっこしているのはなんという状況なんでしょうか。
スタン最強デッキと謳われ、完成された現スタン最強デッキとやらを目の前にしてこの状況。
精神を刻むものジェイスに石鍛冶の神秘家のなんとも贅沢なデッキ。
これさえあれば直ぐにでもフライデーナイトマジック参戦可能という素晴らしい代物。
─ これから復帰するぞ!ゆっくり少しづつカードプールを増やしていくんだ!
そんな思いを吹っ飛ばす内容のデッキに釘付けになるも、
購入する意思を更に吹っ飛ばす爽快なお値段。
流石にキャッシュで買えたものではないなと、ぐっと我慢したのでした。
そして、復帰するとなった場合やっぱり目標というべきか、
スタンで猛威を振るうデッキを使用してみたいという欲望の結集した先は
7万5千円なのかと思うと、長い道のりになる事は明白でした。
結局それを買うわけでもなく、友人たちにも流石にちょっとハードル高すぎるよと止められ
夢の集合体はショーケースの中のまま。
「ゆっくり集めるさ。それも楽しみの一つなんだ。」
と、どう考えても自分に言い聞かせる様にこぼしたのでした。
それから数日後の真昼間。
珍しくこんな時間にともだちから電話がかかってきます。
「どーしたどーした。こんな時間に・・・」
「ジェイス禁止だあああああ」
「え?」
「石鍛冶もおわたーーーー」
「な?!」
「ちょっ、どういう事?」
「あいつらはやりすぎた!やりすぎたんやーー」
「あの?禁止?えっと?」
「この前のデッキ買わなくてよかったね!!」
「ああぁぁーーあれか!!」
そう、あの日何かの間違いで財布にお金があったら買ってしまっていた可能性大だった完成デッキ。
その数日後に主要カードがスタンにて禁止という速報を伝えられたのでした。
現役で使ってた人達には申し訳ないけど、
復帰する俺からすれば、復帰しやすくなったとも言えるチャンスタイム突入!
極力ミラディンの傷跡ブロックメインでゼンディカーブロックは集めずに
黒赤死の影デッキをスタン復帰後最初のデッキとして作り上げていくのでした。
ギャザ速
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俺というプレイヤー
2012年5月12日 MTG プレイヤー編 コメント (4)プレイヤー編
プレイヤーとして自分自身の事を書くだなんて
それこそ回想で綴る事か、
もしくはこの日記の筆を置く時にでも書けばいいことかと思うかもしれない。
だがM:tGプレイヤーと接する限り、
そして自分自身がプレイヤーである限り、終わりが無いのもこの話。
だからたまには他の誰かでもない、俺というプレイヤーについて書き記すのもそれはそれで後から自分で楽しめると思う。
そういう意味では、チラシの裏にでも書いておけばいいと思って書き始めたこのギャザ速のチラ裏よりも、よりチラ裏なのである意味本質になるとあえて言い切ろう。
だから自分自身へ語る意味も込め、こういったいつもと違う口調で進めるのも、
これはこれでギャザ速の一つの部分なんだと思ってもらえればそれでいい。
俺というM:tGプレイヤーは今と昔で大きく変わった事がある。
いや大して変わったことでも無いんだろう。
人から見れば些細な事かもしれないけれど、
俺の中ではやっぱり、微妙なニュアンスでの違いを大きく感じている部分がある。
それは都会から田舎に行った時に、空気が違うと感じる程度かもしれない。
まぁはっきり言えば、ギャザ速を運営する前か後かの差だ。
このギャザ速というサイトの運営を続けている今現状というのは
この日記を今正に読んでくれている貴方が居るからでもあるし、
ふらりと立ち寄っただけの方や、Twitterのフォロワーの皆様の力でもある。
そして先人達の情報や、数々のM:tG歴史がギャザ速というサイトを育ててくれている。
これは感謝するしかない。
ギャザ速のコンテンツ内容はM:tGの仲間。
あえて仲間という表現をさせてもらうけど、
こういった皆が居なければ成り立たないものでもある。
そんな皆に支えられ、大会を開けるまでになったことは素直にうれしいんだ。ありがとう。
さて本題の何が変わったか。
今もこれからもただのプレイヤーであることに変わりはないのだけれど、
ショップやフライデーナイトマジックの会場で「ギャザ速の人ですか?」と声をかけられることが多くなった。
これはやはり俺にとっては大きな事だったりする。
見てくれている誰かが居るという事を、恐らく普通のホームページを運営している以上に実感させられる事。
それはやっぱり凄く影響が大きい。
もちろん、そりゃM:tGプレイヤーが行く場所にM:tGサイトの管理人で、しかも顔を出している人間が行けば、
当然声もかけられるだろうって言われてしまえばそれだけなんだけど。
それでもこうして見てくれている仲間を実感できると余計に記事を書くモチベーションが上がるのも事実。
そして、そういった気持ちを今後も忘れること無く自分に刻むためにも今日こういった形でここに書かせてもらった。
白状しよう。
俺は過去に3度サイトを閉鎖させてきた。
それぞれM:tGとはまったく関係ないホームページだけど。
宣言しよう。
ギャザ速では同じような道を歩まないと。
もしこの誓いが破られそうになったならばすぐにでもこの日記のアドレスを俺に送りつければいい。
お前は過去に書いた事を忘れたのかと。
これは自分自身へのモチベーション。これは完全に自己満足の世界。
しかし、こういった縛りを別に俺は縛りと感じている訳ではなく、
今こうしてM:tGを心底楽しんでいる俺にとって、苦痛とならない事は俺自身が一番良く分かっている。
これからもギャザ速を俺も皆も楽しめる様な更新を楽しみにしていてほしいし、、
やっぱり一番楽しんでるのはやっぱり俺自身なんだなと今再認識した。
そんなちょっとホロ酔いのフライデーナイトマジック後の深夜2時。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
プレイヤーとして自分自身の事を書くだなんて
それこそ回想で綴る事か、
もしくはこの日記の筆を置く時にでも書けばいいことかと思うかもしれない。
だがM:tGプレイヤーと接する限り、
そして自分自身がプレイヤーである限り、終わりが無いのもこの話。
だからたまには他の誰かでもない、俺というプレイヤーについて書き記すのもそれはそれで後から自分で楽しめると思う。
そういう意味では、チラシの裏にでも書いておけばいいと思って書き始めたこのギャザ速のチラ裏よりも、よりチラ裏なのである意味本質になるとあえて言い切ろう。
だから自分自身へ語る意味も込め、こういったいつもと違う口調で進めるのも、
これはこれでギャザ速の一つの部分なんだと思ってもらえればそれでいい。
俺というM:tGプレイヤーは今と昔で大きく変わった事がある。
いや大して変わったことでも無いんだろう。
人から見れば些細な事かもしれないけれど、
俺の中ではやっぱり、微妙なニュアンスでの違いを大きく感じている部分がある。
それは都会から田舎に行った時に、空気が違うと感じる程度かもしれない。
まぁはっきり言えば、ギャザ速を運営する前か後かの差だ。
このギャザ速というサイトの運営を続けている今現状というのは
この日記を今正に読んでくれている貴方が居るからでもあるし、
ふらりと立ち寄っただけの方や、Twitterのフォロワーの皆様の力でもある。
そして先人達の情報や、数々のM:tG歴史がギャザ速というサイトを育ててくれている。
これは感謝するしかない。
ギャザ速のコンテンツ内容はM:tGの仲間。
あえて仲間という表現をさせてもらうけど、
こういった皆が居なければ成り立たないものでもある。
そんな皆に支えられ、大会を開けるまでになったことは素直にうれしいんだ。ありがとう。
さて本題の何が変わったか。
今もこれからもただのプレイヤーであることに変わりはないのだけれど、
ショップやフライデーナイトマジックの会場で「ギャザ速の人ですか?」と声をかけられることが多くなった。
これはやはり俺にとっては大きな事だったりする。
見てくれている誰かが居るという事を、恐らく普通のホームページを運営している以上に実感させられる事。
それはやっぱり凄く影響が大きい。
もちろん、そりゃM:tGプレイヤーが行く場所にM:tGサイトの管理人で、しかも顔を出している人間が行けば、
当然声もかけられるだろうって言われてしまえばそれだけなんだけど。
それでもこうして見てくれている仲間を実感できると余計に記事を書くモチベーションが上がるのも事実。
そして、そういった気持ちを今後も忘れること無く自分に刻むためにも今日こういった形でここに書かせてもらった。
白状しよう。
俺は過去に3度サイトを閉鎖させてきた。
それぞれM:tGとはまったく関係ないホームページだけど。
宣言しよう。
ギャザ速では同じような道を歩まないと。
もしこの誓いが破られそうになったならばすぐにでもこの日記のアドレスを俺に送りつければいい。
お前は過去に書いた事を忘れたのかと。
これは自分自身へのモチベーション。これは完全に自己満足の世界。
しかし、こういった縛りを別に俺は縛りと感じている訳ではなく、
今こうしてM:tGを心底楽しんでいる俺にとって、苦痛とならない事は俺自身が一番良く分かっている。
これからもギャザ速を俺も皆も楽しめる様な更新を楽しみにしていてほしいし、、
やっぱり一番楽しんでるのはやっぱり俺自身なんだなと今再認識した。
そんなちょっとホロ酔いのフライデーナイトマジック後の深夜2時。
ギャザ速
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アンタップアップキープ ドロー セットランド エンド
2012年5月10日 MTG 回想編 コメント (2)回想編 2章
今井さんや坊主頭の友人達にM:tGを復帰したいといったものの、
その時はまさにブロックが移り変わるタイミング。
そう、新たなるファイレクシア発売辺り。
ゼンディカーブロック落ちてからの方が集めやすいよと教えられたこともあり、
結局すぐにM:tG復活とはならなかったのでした。
ちょうどその頃はジェイスや石鍛冶の神秘家が大暴れしているらしいタイミング。
イベントデッキで石鍛冶が手に入るから買ってたほうが良いかもというアドバイスをもらったものの
初日出遅れそれすらも手に入れる事が出来ずもんもんとする日々。
この頃になると、M:tGのデッキは持たないもののカードショップへは彼らについて行くこともあり、
とうとうミラディンの包囲戦のイベントデッキを購入したのでした。
さて、ちょうどその時は今や先輩となる現役プレイヤーの二人の姿は無く、
彼女と二人でイベントデッキを開封します。
現在のM:tGに関しては完全に浦島太郎な俺ですが、二人ならなんとか先輩づら出来る状況。
「とりあえず土地おいて、同じ色のカード出したらいいの」
「なるほど」
「カード場に出してすぐは殴れないからね」
「ふむふむ」
「あ、攻撃するときはカード横向きに置くんだ」
「へー」
「インスタントとソーサリーの違いも覚えとくといいよ」
「はーい」
「マナは使い切らないとマナバーンって言ってダメージ食らうよ」
「使う分だけ使うのね」
基本ルールを説明しながら少しづつ俺自身も思い出し再確認。
ルールの記載された紙をチラ見しながら微妙に間違ってるM:tGを教えます。
そうしていざプレイ。
「それじゃ先手は俺から」
久しぶりのM:tG。
「あ、土地無かったからマリガンで」
この時点ではルール改正後のマリガンの変化やマナバーンが無くなってる事にきづかず
後に今井さんに突っ込まれるまで旧ルールで新しいカードに触れていたのでした。
そして何年ぶりかに口から溢れるこの言葉。
「アンタップアップキープ ドロー セットランド エンド」
「え?なにそれ?あんたっぷあぷきぷどろー?」
「そう、ギャザといえばまずこの呪文を覚えれば勝てる!」
「そういうものなの?」
「アンタップアップキープ ドロー セットランド エンド」
「あんたぷあぷきーぷ どろー せっとらんど えんど」
「アンタッアッキッドッセッッラッエッ」
「アンtあwせdrftgyふじこlp」
「よし、俺の勝ち」
「そういうゲームじゃ無いでしょ!」
ギャザ速
http://mtg-news.net/
今井さんや坊主頭の友人達にM:tGを復帰したいといったものの、
その時はまさにブロックが移り変わるタイミング。
そう、新たなるファイレクシア発売辺り。
ゼンディカーブロック落ちてからの方が集めやすいよと教えられたこともあり、
結局すぐにM:tG復活とはならなかったのでした。
ちょうどその頃はジェイスや石鍛冶の神秘家が大暴れしているらしいタイミング。
イベントデッキで石鍛冶が手に入るから買ってたほうが良いかもというアドバイスをもらったものの
初日出遅れそれすらも手に入れる事が出来ずもんもんとする日々。
この頃になると、M:tGのデッキは持たないもののカードショップへは彼らについて行くこともあり、
とうとうミラディンの包囲戦のイベントデッキを購入したのでした。
さて、ちょうどその時は今や先輩となる現役プレイヤーの二人の姿は無く、
彼女と二人でイベントデッキを開封します。
現在のM:tGに関しては完全に浦島太郎な俺ですが、二人ならなんとか先輩づら出来る状況。
「とりあえず土地おいて、同じ色のカード出したらいいの」
「なるほど」
「カード場に出してすぐは殴れないからね」
「ふむふむ」
「あ、攻撃するときはカード横向きに置くんだ」
「へー」
「インスタントとソーサリーの違いも覚えとくといいよ」
「はーい」
「マナは使い切らないとマナバーンって言ってダメージ食らうよ」
「使う分だけ使うのね」
基本ルールを説明しながら少しづつ俺自身も思い出し再確認。
ルールの記載された紙をチラ見しながら微妙に間違ってるM:tGを教えます。
そうしていざプレイ。
「それじゃ先手は俺から」
久しぶりのM:tG。
「あ、土地無かったからマリガンで」
この時点ではルール改正後のマリガンの変化やマナバーンが無くなってる事にきづかず
後に今井さんに突っ込まれるまで旧ルールで新しいカードに触れていたのでした。
そして何年ぶりかに口から溢れるこの言葉。
「アンタップアップキープ ドロー セットランド エンド」
「え?なにそれ?あんたっぷあぷきぷどろー?」
「そう、ギャザといえばまずこの呪文を覚えれば勝てる!」
「そういうものなの?」
「アンタップアップキープ ドロー セットランド エンド」
「あんたぷあぷきーぷ どろー せっとらんど えんど」
「アンタッアッキッドッセッッラッエッ」
「アンtあwせdrftgyふじこlp」
「よし、俺の勝ち」
「そういうゲームじゃ無いでしょ!」
ギャザ速
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夜のデュエルスペース
2012年4月26日 MTG プレイヤー編 コメント (4)普段行動を共にしているグループとは別の人々と一緒にプレイを楽しんだ後、
カードショップの閉店時間も過ぎ小腹も空いた頃でした。
そのグループの方々は当時の学生だった俺よりも少し年上で、
彼らは社会人の集まりだったのです。
その為彼らが集まるのは仕事が終わった後閉店時間の1時間前だとかにショップに集まり
軽い雑談と一戦を交えるというライフスタイルのようでした。
俺もよくカードショップに通っていた事もあり、
気がつけば自然と会話する仲になっており、
こうしてカードショップを追い出されてからも一緒に晩飯を食う機会があったのでした。
─ 今日は何処に行くんだろ、あんまり高いとこはきついなー
そんな風に財布の薄さをきにしながら付いて行ってたのですが、
「よーし、今日はカラオケにいこうか!」
グループ内のリーダー的ポジションの人物がそう声をあげれば、
他のメンバーも次々と同意していきカラオケに決定されました。
もちろん俺も即座に同意。
地元の仲間以外とカラオケに行く機会なんてほぼ無かったため、
余計にM:tGプレイヤーとのカラオケは興味があったのです。
さて、カラオケ屋につくと皆とりあえずワンドリンクと軽食を頼みます。
少し広い目の大部屋でそれぞれ適当に座りくつろぎ始め、
そうなってくるといよいよマイクの順番決め。
が、それが始まらない。
─ あー意外とみんなスタートで歌うのは恥ずかしいタイプなんだな。
じゃあ、俺から入れるかと、リモコンを手に、
「(え)はどのページだ?あったあった。曲番は9071…っと」
分厚い歌の目次を片手にリモコンを操作しようとする俺。
一発目の選曲はX-JAPANの紅。俺の大好きなこの曲を真っ先にチョイス。
さぁ送信ボタンを押そうとするとグループのリーダーが皆にこう告げます。
「えー、じゃあ3回戦ぐらい目処でスイスドローしますか」
「おおー」
「おけー」
「はーい」
「了解!」
「えぇぇーー」
どうやら俺とこのグループとでは【カラオケ】という言葉の認識が違ってたようで、
俺にとってのカラオケとは歌を歌う場だったのですが、
彼らにとってのカラオケとは、カードショップが終わってからのデュエルスペースだったのです。
いや、まぁ考え方によれば最高のデュエルスペースなんですよね。
喫煙者はタバコが吸えるし、ドリンクもフリードリンクなら飲み放題。
それに夜でも多少大声で騒いでも防音バッチシな部屋。
そして広い机…
こうして俺はカラオケ屋に来て一曲も歌わず対戦するという
M:tGプレイヤーらしい(らしいのか?)カラオケライフを楽しむことができたのでした。
対戦中に相手にさり気なく聞いてみました。
「いやー、なんか歌わないカラオケってカルチャーショックでした。」
「そんな事よりプレイヤーにショック2点で」
「NOOOOOO!!!」
ギャザ速
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回想編 2章
坊主頭の彼と仲良くなりすぐにM:tGを始めたのかというとそうではありませんでしたが、
それでもカードゲームをプレイするという事は遊び始めてすぐするようになりました。
その時遊んでいたカードゲームはキングスコート。
このキングスコートというゲームはトレーディングカードゲームでは無く、
カードゲーム入り口としてはとても敷居の低いUNOに良く似たゲームです。
UNOの役物が増え勝利する為の点数計算に頭を使うという中々、中毒性の高いゲームなのでした。
しかしUNOがベースとなるなら余計にプレイヤー人数は多いほうが面白いのも同じくで、
このキングスコートをプレイする為に彼は何人か紹介してくれ、
月に数回朝までオールでキングスコートを遊ぶなんて日もあったりしました。
その紹介してくれた人物のうちの一人が今井さん。
キングスコートをプレイしている時に思っていた事は、
坊主頭の彼にしろ、今井さんにしろ、異様にシャッフルが慣れている。
そしてそのシャッフルの風景がどこか懐かしいのでした。
M:tGプレイヤーならほぼ多くの皆がデッキをカットする場合、
一枚一枚4~7等分にし、一枚づつシャッフルしたり、
ざっくり半分づつの束に分けたカードを交差しばらしたり、
こういう動作を何気なくやっていると思います。
意外とTCGプレイヤーでなければシャッフルと言えば
トランプを手で切るように下から上にざっくりすくい上げる動作を何度かする程度。
それだけじゃ均等に混ぜるのは難易度が高いという事を意外と忘れているものです。
こうした彼らのシャッフルの仕草を見る事、
そしてキングスコートという全く違うジャンルであれカードを手にし考えるというモノに触れた事。
それらが俺の中で、もうとっくの昔に忘れていたはずの何かを呼び覚ましたのでした。
─ このキングスコートも、もちろん面白いんだ。でも…
─ こうしてカードを手にしていて、手札があって、でも何か自分の手札じゃないこの感じ…
─ あー、そっか。
─ 俺、自分のデッキから引いたカードを手にしたいのか。
俺がカードゲームの手札に求めていたものは
皆に平等に与えられた運ではなく、自己責任の運。
手札が良いも悪いも自分次第。
そんな感覚をもう一度味わいたくなり、
出会ってから数ヶ月たった頃ついに切り出します。
「今井先生…!! マジックがしたいです…」
坊主頭の彼と仲良くなりすぐにM:tGを始めたのかというとそうではありませんでしたが、
それでもカードゲームをプレイするという事は遊び始めてすぐするようになりました。
その時遊んでいたカードゲームはキングスコート。
このキングスコートというゲームはトレーディングカードゲームでは無く、
カードゲーム入り口としてはとても敷居の低いUNOに良く似たゲームです。
UNOの役物が増え勝利する為の点数計算に頭を使うという中々、中毒性の高いゲームなのでした。
しかしUNOがベースとなるなら余計にプレイヤー人数は多いほうが面白いのも同じくで、
このキングスコートをプレイする為に彼は何人か紹介してくれ、
月に数回朝までオールでキングスコートを遊ぶなんて日もあったりしました。
その紹介してくれた人物のうちの一人が今井さん。
キングスコートをプレイしている時に思っていた事は、
坊主頭の彼にしろ、今井さんにしろ、異様にシャッフルが慣れている。
そしてそのシャッフルの風景がどこか懐かしいのでした。
M:tGプレイヤーならほぼ多くの皆がデッキをカットする場合、
一枚一枚4~7等分にし、一枚づつシャッフルしたり、
ざっくり半分づつの束に分けたカードを交差しばらしたり、
こういう動作を何気なくやっていると思います。
意外とTCGプレイヤーでなければシャッフルと言えば
トランプを手で切るように下から上にざっくりすくい上げる動作を何度かする程度。
それだけじゃ均等に混ぜるのは難易度が高いという事を意外と忘れているものです。
こうした彼らのシャッフルの仕草を見る事、
そしてキングスコートという全く違うジャンルであれカードを手にし考えるというモノに触れた事。
それらが俺の中で、もうとっくの昔に忘れていたはずの何かを呼び覚ましたのでした。
─ このキングスコートも、もちろん面白いんだ。でも…
─ こうしてカードを手にしていて、手札があって、でも何か自分の手札じゃないこの感じ…
─ あー、そっか。
─ 俺、自分のデッキから引いたカードを手にしたいのか。
俺がカードゲームの手札に求めていたものは
皆に平等に与えられた運ではなく、自己責任の運。
手札が良いも悪いも自分次第。
そんな感覚をもう一度味わいたくなり、
出会ってから数ヶ月たった頃ついに切り出します。
「今井先生…!! マジックがしたいです…」
主張と意地と
2012年4月23日 MTG プレイヤー編 コメント (3)「いや、こっちの方が回転良いし、カウンターが何より良い!」
「そっちの対抗とかすり抜けて盤面揃ったら俺の方が有利だし!」
口論の始まりは些細な会話から。
自分のデッキの方が相手のデッキよりも優れてると
お互い曲げられない主張を引くにも引けない状況となり少々喧嘩となっていたのでした。
パーミッションの方が強い
ビートダウンの方が強い
M:tGでは人によって好きなデッキタイプがあると思います。
環境のカードによって確かにどちらかが有利という事もあるかもしれませんが、
まだまだM:tGを覚えたての当時の俺たちにとっては
最初に自分が惹かれたデッキタイプこそ何よりも強いタイプと思い込んでいました。
「そこまで言うんだったら勝負したらいいじゃない」
その口論を聞いていた仲間が言い争っていた俺ともう一人に提案をしますが、
まだまだ子供だった俺達は
「俺が勝つに決まってるし時間の無駄だ」
「いや、俺が勝つけどお前とはやる気せん」
そんな、本当にくだらない意地の張り合いから始まりその後しばらく疎遠となってしまいます。
パーミッションを主張していた彼とはそれまで一緒に遊ぶことは多かったのですが、
まさかこんな事でつるむ機会を失うとは思ってもいなかった為凄く後悔。
かと言って自分から「ごめんね」と言う勇気を持つことができませんでした。
それでも元の関係に戻したいと思っていた俺は、久々に彼にメールを打つことにしたのです。
その内容は、「明日ギャザしないか?」の一言。
メールの返信が無い覚悟はもちろんしていましたが、
以外にもすぐに「わかった」と一言だけの新着メールが届きました。
そして次の日、いつものショップのデュエルスペースにて約一ヶ月ぶりの対戦となりました。
自分から「ごめん」その一言が言えなかった俺は、
その言葉をデッキに語ってもらう事にしたのです。
先行は俺はから。
普段の俺は黒単もしくは白単でクリーチャーを並べ殴る事が最高と言っていました。
そんな俺がどうやって謝るか。
「セットランド 島 エンド」
「…」
決して今まで俺が使うことのなかったパーミッションと言えば浮かぶこのカード。
島が一枚だけ出ている場に相手は少し困惑した様子。
そして相手のターン
「セットランド 沼 蛆たかり出してエンド」
それは俺が普段愛用していたゾンビデッキのゾンビクリーチャー。
お互いこの場でもまだ素直になれず何も語らず、
慣れないパーミッションと慣れないビートダウンを使い続けます。
「クリーチャー並べるのも結構面白いな。」
そう呟く彼。
「カウンター構えて待つのも結構楽しいな。」
返事か独り言かわからない返し方で答える俺。
そうしてプレイも終わり二人共一ヶ月前の事を謝らないけど
お互いの主張を認め合う、そんな和解でした。
そんな二人の帰路につきながらの会話は、
「なんであの時、口論の場で勝負しなかった?」
「負けるかもって思った。速攻で来られると強いじゃんビートダウン」
「俺も負けるかと思ってた。カンスペも洗い流しも怖いし。」
「そうか。」
「次は多色組んでみる。」
「じゃ、俺赤単」
ギャザ速
http://mtg-news.net/
回想編 2章
「それじゃ、これ全部下さい」
そう店員に告げた俺はある商品をコンビニにあるだけ買い占めていました。
その日発売したばかりのくじ引きを全て買い占めれば当たりクジも確実に手に入るだろうという究極の大人買い。
店頭に並んでいた全ての商品ともなると、コンビニの袋で大量の数。
一緒に来ていた彼女にも荷物を持つのを手伝ってもらうしかないこの数量。
流石に歩いて持って帰る気にはなれず、タクシーを拾う為コンビニの前の灰皿の前でタクシーが通るのを待っている時、
見知らぬ誰かに声をかけられました。
「B賞とかダブってたら譲ってもらえませんか?」
ふと目をやるとやたら高身長に坊主な青年が隣でタバコを吸っています。
どうやら彼もこのクジが目当てだったらしい。
「ごめん、俺の分しか無いんだ。」
全く知らない誰かに自分の戦利品を分け与える優しさを持たなかった俺は少し距離を置くように言い放ったものの、
俺も彼もどうやらタバコに火をつけたばかり。
そこで奇妙な二人の雑談が始まったのです。
「俺アニメは見ないんだけど、クジとか限定ってのに弱いんだよね」
「それでそんな大量に買ってたんですか」
「最近コンビニとかでよくこのクジやってるでしょ。前もルパン三世を揃えたよ」
「自分も今回気合入れて買おうと思ってたんですけど、マジックに使いすぎちゃって」
「マジック?」
久しぶりに、数年ぶりにマジックと言われてもその時すぐにピンと来ませんでした。
「マジック:ザ ギャザリングってカードゲームやってるんですよ」
─ あ、懐かしい
「俺も、昔やってたな…ギャザ」
自分の口からギャザと発するのは更に久しぶり。
そして、ふと思い返せば今自分が居てるこの場所は日本橋のコンビニの前。
数年前毎週通ってたこの場所は彼と話すまでカードゲームショップが集まる街ではなく、
ただの街としか認識していなかった事に気付かされます。
「そっかそういえば日本橋だったね。ここ。」
「日本橋だから買いに来てたわけなんじゃ?」
「いや、家から近いんだここ。」
そんなやり取りをしつつ、打ち解けてきた所でタクシーがやってくるのが見えてきました。
この後予定もあった為、側で相槌だけうっていた彼女にタクシーを止めるように伝えた後、
彼に名刺を、「気軽にメールどうぞ、こっちに引っ越してきてから趣味の知り合い居ないから」と告げながら渡します。
もちろん名刺を渡して実際にメールが来ることなんて期待していません。
初めて会った人には名刺を渡すというクセが、
大人になり植えつけられていただけの動作なだけで。
そうしてタクシーに乗り込み、寝て起きた頃にはにはもう昨夜の出来事は忘れていました。
新着メールが1件
昨晩の坊主頭です
------------------
こんにちは!
タイトル通り、昨晩コンビニ前で
お話させてもらった坊主です。
彼を家に招待し共に遊ぶようになるまで時間はさほど必要としませんでした。
ギャザ速
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「それじゃ、これ全部下さい」
そう店員に告げた俺はある商品をコンビニにあるだけ買い占めていました。
その日発売したばかりのくじ引きを全て買い占めれば当たりクジも確実に手に入るだろうという究極の大人買い。
店頭に並んでいた全ての商品ともなると、コンビニの袋で大量の数。
一緒に来ていた彼女にも荷物を持つのを手伝ってもらうしかないこの数量。
流石に歩いて持って帰る気にはなれず、タクシーを拾う為コンビニの前の灰皿の前でタクシーが通るのを待っている時、
見知らぬ誰かに声をかけられました。
「B賞とかダブってたら譲ってもらえませんか?」
ふと目をやるとやたら高身長に坊主な青年が隣でタバコを吸っています。
どうやら彼もこのクジが目当てだったらしい。
「ごめん、俺の分しか無いんだ。」
全く知らない誰かに自分の戦利品を分け与える優しさを持たなかった俺は少し距離を置くように言い放ったものの、
俺も彼もどうやらタバコに火をつけたばかり。
そこで奇妙な二人の雑談が始まったのです。
「俺アニメは見ないんだけど、クジとか限定ってのに弱いんだよね」
「それでそんな大量に買ってたんですか」
「最近コンビニとかでよくこのクジやってるでしょ。前もルパン三世を揃えたよ」
「自分も今回気合入れて買おうと思ってたんですけど、マジックに使いすぎちゃって」
「マジック?」
久しぶりに、数年ぶりにマジックと言われてもその時すぐにピンと来ませんでした。
「マジック:ザ ギャザリングってカードゲームやってるんですよ」
─ あ、懐かしい
「俺も、昔やってたな…ギャザ」
自分の口からギャザと発するのは更に久しぶり。
そして、ふと思い返せば今自分が居てるこの場所は日本橋のコンビニの前。
数年前毎週通ってたこの場所は彼と話すまでカードゲームショップが集まる街ではなく、
ただの街としか認識していなかった事に気付かされます。
「そっかそういえば日本橋だったね。ここ。」
「日本橋だから買いに来てたわけなんじゃ?」
「いや、家から近いんだここ。」
そんなやり取りをしつつ、打ち解けてきた所でタクシーがやってくるのが見えてきました。
この後予定もあった為、側で相槌だけうっていた彼女にタクシーを止めるように伝えた後、
彼に名刺を、「気軽にメールどうぞ、こっちに引っ越してきてから趣味の知り合い居ないから」と告げながら渡します。
もちろん名刺を渡して実際にメールが来ることなんて期待していません。
初めて会った人には名刺を渡すというクセが、
大人になり植えつけられていただけの動作なだけで。
そうしてタクシーに乗り込み、寝て起きた頃にはにはもう昨夜の出来事は忘れていました。
新着メールが1件
昨晩の坊主頭です
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お話させてもらった坊主です。
彼を家に招待し共に遊ぶようになるまで時間はさほど必要としませんでした。
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黒
2012年4月19日 MTG プレイヤー編プレイヤー編
バイトの無い学生にとって外食というのはそれはもう高嶺の花。
ましてやM:tGに、少ない財布の中身を全て捧げるなんて生活をしていれば、
長い間訪れる事の無かったマクドナルドでその日の俺はLLセットを貪り食っていました。
それはさながらストロサスの如く・・・
時をさかのぼる事十数分前
その日地元の仲間であり、今も昔も親友であるTの知り合いがM:tGをしているという話を聞き、大阪日本橋で遊ぼうという事になったのでした。
初めて出会った彼の姿。
ヒゲに帽子、そんな某大泥棒三世の仲間の様な容姿は
いくら年上といっても差ほど年齢が変わらないはずなのに
大人な印象が強く残っていました。
落ち合ってすぐ、その彼が「飯をまだ食ってない」と言った事もあり
マクドナルドへ向かう事になったのですが、
「あー、今日は俺が奢るよ」
なんとまだ会話も挨拶程度しかしてないというのに飯を奢るとはなんという事!
「さっすがGちゃん太っ腹ー」
喜ぶTと同じ様に対応できず
「いや、悪いですよ、大丈夫です。」
と何故か遠慮してしまう俺。
チラっと財布の中を思い返せば千円札が一枚あった程度ですがマック代ぐらいなんとかなると自分で支払おうとしたのですが
「いいんだよ、奢るつってんだろ、いいから奢られろ」
そう言われ仕方なくチーズバーガーを単品で頼んだのでした。
「なんで単品なんだよバカ。ダブルチーズバーガーのセットでいいな?飲み物は?」
「あ…じゃあすみませんコーラで」
と、そんなこんなで最上級LLセットを頬張る事になったのですが
皆も一通り食べ終わり軽い雑談が終わればそこからはM:tGの話が始まります。
「俺は黒単組んでるんだよね、結構雑だけど」
「あ、じゃあ俺と一緒ですね」
「どんな黒単組んでるの?」
「俺はアンデットデッキがメインです。」
「あー、敬語使わなくっていいよ。疲れるし。」
「そっか。んじゃやめるわ」
とこんなやり取りをして非常に軽く俺もタメ口解禁しM:tGトークが弾みます。
気づけば皆ドリンクも無くなり、マクドナルドを出る事に。
その後カードゲームショップを見て回ったり、適当にブラついてその日はさよなら。
そんな彼とはその後長い付き合いになったのですが、
彼のデッキを見せてもらっただけで結局対戦する機会は生まれませんでした。
そう、彼と再会しよく行動を共にするのはGも俺もM:tGを休止してからだったのです。
彼の黒はどんな黒だったのだろう。
俺がまだ学生でバイトもしてなかった頃に出会ったこの人は
俺が自ら関係を断ち切ってしまうような事をしない限り
今でも続いていたのだろうと、そんな後悔を今もずっと抱いています。
彼との出会いから、その後すごく長い付き合いになっていくのですが、
学生でなくなり、社会人となり、そして共同生活した僅かだけど長い期間。
その中で生まれた甘えが原因で関係がひび割れたのはまた別の話。
ギャザ速
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バイトの無い学生にとって外食というのはそれはもう高嶺の花。
ましてやM:tGに、少ない財布の中身を全て捧げるなんて生活をしていれば、
長い間訪れる事の無かったマクドナルドでその日の俺はLLセットを貪り食っていました。
それはさながらストロサスの如く・・・
時をさかのぼる事十数分前
その日地元の仲間であり、今も昔も親友であるTの知り合いがM:tGをしているという話を聞き、大阪日本橋で遊ぼうという事になったのでした。
初めて出会った彼の姿。
ヒゲに帽子、そんな某大泥棒三世の仲間の様な容姿は
いくら年上といっても差ほど年齢が変わらないはずなのに
大人な印象が強く残っていました。
落ち合ってすぐ、その彼が「飯をまだ食ってない」と言った事もあり
マクドナルドへ向かう事になったのですが、
「あー、今日は俺が奢るよ」
なんとまだ会話も挨拶程度しかしてないというのに飯を奢るとはなんという事!
「さっすがGちゃん太っ腹ー」
喜ぶTと同じ様に対応できず
「いや、悪いですよ、大丈夫です。」
と何故か遠慮してしまう俺。
チラっと財布の中を思い返せば千円札が一枚あった程度ですがマック代ぐらいなんとかなると自分で支払おうとしたのですが
「いいんだよ、奢るつってんだろ、いいから奢られろ」
そう言われ仕方なくチーズバーガーを単品で頼んだのでした。
「なんで単品なんだよバカ。ダブルチーズバーガーのセットでいいな?飲み物は?」
「あ…じゃあすみませんコーラで」
と、そんなこんなで最上級LLセットを頬張る事になったのですが
皆も一通り食べ終わり軽い雑談が終わればそこからはM:tGの話が始まります。
「俺は黒単組んでるんだよね、結構雑だけど」
「あ、じゃあ俺と一緒ですね」
「どんな黒単組んでるの?」
「俺はアンデットデッキがメインです。」
「あー、敬語使わなくっていいよ。疲れるし。」
「そっか。んじゃやめるわ」
とこんなやり取りをして非常に軽く俺もタメ口解禁しM:tGトークが弾みます。
気づけば皆ドリンクも無くなり、マクドナルドを出る事に。
その後カードゲームショップを見て回ったり、適当にブラついてその日はさよなら。
そんな彼とはその後長い付き合いになったのですが、
彼のデッキを見せてもらっただけで結局対戦する機会は生まれませんでした。
そう、彼と再会しよく行動を共にするのはGも俺もM:tGを休止してからだったのです。
彼の黒はどんな黒だったのだろう。
俺がまだ学生でバイトもしてなかった頃に出会ったこの人は
俺が自ら関係を断ち切ってしまうような事をしない限り
今でも続いていたのだろうと、そんな後悔を今もずっと抱いています。
彼との出会いから、その後すごく長い付き合いになっていくのですが、
学生でなくなり、社会人となり、そして共同生活した僅かだけど長い期間。
その中で生まれた甘えが原因で関係がひび割れたのはまた別の話。
ギャザ速
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マジック:ザ ギャザリングから去った日
2012年4月18日 MTG 回想編回想編 2章
ある日を境に一人でもプレイを続けていこうという意気込みも、
月日を重ねるごとに薄れてき、寂しさと懐かしさが高まる様になっていました。
マジック:ザ ギャザリング
それはデッキ一つではその面白さを100%楽しむことは出来ません。
では、デッキ二つ。それでも俺一人では100%楽しむことは出来ません。
ならば大会。そこは唯一プレイヤーと触れ合う機会でした。
しかし、大会が終わった後の素敵なプレイの感想を伝える仲間や
悔しかったプレイ内容を嘆く相手も居ない。
それは何割かM:tGの面白さを俺から奪っていたようです。
気がつけば毎週通っていたショップへの足も月に1度、2ヶ月に1度と、
俺のMTG成分はどんどん薄れてしまっていました。
毎日触れていた何かから触れなくなる時、
その空いた時間は他の何かに費やされます。
スタンを追わなくなった為カジュアルとなったデッキは残したまま、
とうとう俺はコレクションのストレージやファイルを仕舞いこんでしまいました。
幾つか今までプレイしてきた他のTCGはほぼ処分してしまっていましたが、
どうしてもM:tGは手放す事が出来なかったのは、
どこかに未練が残っていたのでしょう。
しかし、まったくM:tGを触れない日々にも慣れていき
気がつけば「TCGは昔やっていた趣味」と一言で終わってしまうような関係になっていたのでした。
それから数年
俺はこのカードゲームの事、存在すらも忘れていました。
社会人となり、それまであった多数の趣味も時間に追われ失われ、
気がつけばホームページを作っていたりデザインをしていたりと
デスクワークばかりの日々。
魔法とは程遠い世界で生きている俺が居ました。
2011年、まだ肌寒い頃ある人物を出会うまで・・・
ギャザ速
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ある日を境に一人でもプレイを続けていこうという意気込みも、
月日を重ねるごとに薄れてき、寂しさと懐かしさが高まる様になっていました。
マジック:ザ ギャザリング
それはデッキ一つではその面白さを100%楽しむことは出来ません。
では、デッキ二つ。それでも俺一人では100%楽しむことは出来ません。
ならば大会。そこは唯一プレイヤーと触れ合う機会でした。
しかし、大会が終わった後の素敵なプレイの感想を伝える仲間や
悔しかったプレイ内容を嘆く相手も居ない。
それは何割かM:tGの面白さを俺から奪っていたようです。
気がつけば毎週通っていたショップへの足も月に1度、2ヶ月に1度と、
俺のMTG成分はどんどん薄れてしまっていました。
毎日触れていた何かから触れなくなる時、
その空いた時間は他の何かに費やされます。
スタンを追わなくなった為カジュアルとなったデッキは残したまま、
とうとう俺はコレクションのストレージやファイルを仕舞いこんでしまいました。
幾つか今までプレイしてきた他のTCGはほぼ処分してしまっていましたが、
どうしてもM:tGは手放す事が出来なかったのは、
どこかに未練が残っていたのでしょう。
しかし、まったくM:tGを触れない日々にも慣れていき
気がつけば「TCGは昔やっていた趣味」と一言で終わってしまうような関係になっていたのでした。
それから数年
俺はこのカードゲームの事、存在すらも忘れていました。
社会人となり、それまであった多数の趣味も時間に追われ失われ、
気がつけばホームページを作っていたりデザインをしていたりと
デスクワークばかりの日々。
魔法とは程遠い世界で生きている俺が居ました。
2011年、まだ肌寒い頃ある人物を出会うまで・・・
ギャザ速
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各色人それぞれ
2012年4月10日 MTG プレイヤー編 コメント (2)最近のお話
M:tG関連で出かける事や声をかけられる事が多くなり、
新しいM:tG仲間も増えてきている今日この頃
俺はどこか捻くれた性格をしているのか
流行りのデッキを作れるカードを持っていたとしても、
それらより少しずれたデッキを構築する事が多い日々を過ごしています。
スタンダートでも、昆虫人間もケッシグも青白トークンも使わず
白黒PWコントロールにはまってみたり、
黒t緑捕食抹消者にしてみたり、
青黒ゲラルフコピーで遊んでみたりしつつ、
それでいて勝てぬ勝てぬと苦しむ日々。
その理由は恐らく、復帰後一番よくプレイしている相手
Imai氏がこれまた捻くれたデッキで勝率を上げているからなんだろうと思います。
同じ捻くれ者同士でも一方は結果を出し、一方は結果を出せず。
チャンドラソリン砲で即死なんて技を何度も決められれば構築面での敗北感は否めません。
それでも頑なにローグとすら言えない捻くれデッキを使う理由。
それはやはり、プレイしていて楽しいデッキを探しているのだと思います。
我侭だからやりたい事をやりたい。
たとえそれが現環境に向いていなくても、
多少遅れをとっても、好きな色、好きなプレイングが出来る構築を目指し、
それで勝てれば万々歳。
こんな感じが丁度いいプレイスタイルなんだと最近納得していたりします。
とはいっても、こっそり流行りのデッキを試して回したりしている辺りが
捻くれ切れていないのかもしれません。
フライデーナイトマジック等でふと、メタから外れた癖のあるデッキと出会った時、
その相手のデッキの印象は凄く記憶に残っていたりします。
あの人はどんな時でも赤を使っているな。
彼は青が好きだよな、絶対カウンター構えてる。
そうそう、あいつは俺と同じ黒が好きな奴だ。
マナの色が誰かのシンボルになったりする感じが好きだったりもするのです。
復帰後、ギャザ速の影響もあり、こうしてまた色々なプレイヤーとの出会いが増え、
また5色以上の様々なプレイヤーの色と触れ合う機会が増えたことを嬉しくも思いつつ、
そんな風に、俺のデッキも誰かのマジックライフの一部に侵食できるとするなら
これからも堂々と捻くれて行こうと思う春でした。
M:tG関連で出かける事や声をかけられる事が多くなり、
新しいM:tG仲間も増えてきている今日この頃
俺はどこか捻くれた性格をしているのか
流行りのデッキを作れるカードを持っていたとしても、
それらより少しずれたデッキを構築する事が多い日々を過ごしています。
スタンダートでも、昆虫人間もケッシグも青白トークンも使わず
白黒PWコントロールにはまってみたり、
黒t緑捕食抹消者にしてみたり、
青黒ゲラルフコピーで遊んでみたりしつつ、
それでいて勝てぬ勝てぬと苦しむ日々。
その理由は恐らく、復帰後一番よくプレイしている相手
Imai氏がこれまた捻くれたデッキで勝率を上げているからなんだろうと思います。
同じ捻くれ者同士でも一方は結果を出し、一方は結果を出せず。
チャンドラソリン砲で即死なんて技を何度も決められれば構築面での敗北感は否めません。
それでも頑なにローグとすら言えない捻くれデッキを使う理由。
それはやはり、プレイしていて楽しいデッキを探しているのだと思います。
我侭だからやりたい事をやりたい。
たとえそれが現環境に向いていなくても、
多少遅れをとっても、好きな色、好きなプレイングが出来る構築を目指し、
それで勝てれば万々歳。
こんな感じが丁度いいプレイスタイルなんだと最近納得していたりします。
とはいっても、こっそり流行りのデッキを試して回したりしている辺りが
捻くれ切れていないのかもしれません。
フライデーナイトマジック等でふと、メタから外れた癖のあるデッキと出会った時、
その相手のデッキの印象は凄く記憶に残っていたりします。
あの人はどんな時でも赤を使っているな。
彼は青が好きだよな、絶対カウンター構えてる。
そうそう、あいつは俺と同じ黒が好きな奴だ。
マナの色が誰かのシンボルになったりする感じが好きだったりもするのです。
復帰後、ギャザ速の影響もあり、こうしてまた色々なプレイヤーとの出会いが増え、
また5色以上の様々なプレイヤーの色と触れ合う機会が増えたことを嬉しくも思いつつ、
そんな風に、俺のデッキも誰かのマジックライフの一部に侵食できるとするなら
これからも堂々と捻くれて行こうと思う春でした。
プレイヤー編
遠い県に住む友人に合う為地元を離れた時の出来事。
ちょっとした小旅行気分で出かけたもの、目当てはM:tG対戦。
風景を楽しむ事よりも、何年ぶりかに合う友人と対戦する事が楽しみで、
道中頭の中はM:tGで埋め尽くされておりました。
何年振りかで会う事は会うんですが、実は彼とは対戦した事がありません。
久しぶりに電話した時、俺がM:tGをやってるとボロっと伝えると、
彼もやっていると返事を聞き、盛り上がってそのまま勢いで再会の流れだったのです。
「それじゃ、お互いガチデッキの内容は内緒で!」
そう約束した事もあり、あいつの性格ならバーンだろうか等、勝手に予想するのも一つの楽しさでした。
「よっ!久しぶり。」
「ちょっと太ったんじゃない?」
「こっちは喰いもん上手いの!」
「大阪も食い倒れの街のはずだけど…」
久しぶりの再会といえど、感動的な場面があるわけでもなく、
さすが男同士。凄く、良い、てきとーでいい加減な会話が
月日がたっても変わらない、昔の感触のまま会話がはずみます。
「じゃー早速やりますか!」
「近くにショップあんの?」
こうして連れられたのは駅前のちょっと大きなおもちゃ屋さん
その一角にカードゲームスペースが数席用意されていました。
「なーんかこうやって対戦するの違和感だわー」
「こっち来てからは暇が増えてゲーセンとかも行かなくなってさ。
それでちょっとづつ集め始めたんだ」
そうして始まる一戦。
先攻は俺。
「沼出してエンド」
「やっぱ黒かー」
そうして続く彼は
「山出して終わり」
「やっぱ赤かー」
「「思ってたまんまだ。」」
多少月日がたっていても、やっぱり彼は彼のままで
あまり思考せずに突っ込むところもやっぱり彼は変わらず
俺は俺らしくそのまま成長し、彼も彼のまま成長していたのをお互いのデッキが語っていました。
ガチのデッキで対戦するって条件だったのに、お互いだしたデッキは好きなカードをふんだんに入れたデッキ。
でも、環境で勝つ為に組むデッキより、友人に対してはガチなデッキだったのは間違いなかった。
そんな遠征の第一戦目でした。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
遠い県に住む友人に合う為地元を離れた時の出来事。
ちょっとした小旅行気分で出かけたもの、目当てはM:tG対戦。
風景を楽しむ事よりも、何年ぶりかに合う友人と対戦する事が楽しみで、
道中頭の中はM:tGで埋め尽くされておりました。
何年振りかで会う事は会うんですが、実は彼とは対戦した事がありません。
久しぶりに電話した時、俺がM:tGをやってるとボロっと伝えると、
彼もやっていると返事を聞き、盛り上がってそのまま勢いで再会の流れだったのです。
「それじゃ、お互いガチデッキの内容は内緒で!」
そう約束した事もあり、あいつの性格ならバーンだろうか等、勝手に予想するのも一つの楽しさでした。
「よっ!久しぶり。」
「ちょっと太ったんじゃない?」
「こっちは喰いもん上手いの!」
「大阪も食い倒れの街のはずだけど…」
久しぶりの再会といえど、感動的な場面があるわけでもなく、
さすが男同士。凄く、良い、てきとーでいい加減な会話が
月日がたっても変わらない、昔の感触のまま会話がはずみます。
「じゃー早速やりますか!」
「近くにショップあんの?」
こうして連れられたのは駅前のちょっと大きなおもちゃ屋さん
その一角にカードゲームスペースが数席用意されていました。
「なーんかこうやって対戦するの違和感だわー」
「こっち来てからは暇が増えてゲーセンとかも行かなくなってさ。
それでちょっとづつ集め始めたんだ」
そうして始まる一戦。
先攻は俺。
「沼出してエンド」
「やっぱ黒かー」
そうして続く彼は
「山出して終わり」
「やっぱ赤かー」
「「思ってたまんまだ。」」
多少月日がたっていても、やっぱり彼は彼のままで
あまり思考せずに突っ込むところもやっぱり彼は変わらず
俺は俺らしくそのまま成長し、彼も彼のまま成長していたのをお互いのデッキが語っていました。
ガチのデッキで対戦するって条件だったのに、お互いだしたデッキは好きなカードをふんだんに入れたデッキ。
でも、環境で勝つ為に組むデッキより、友人に対してはガチなデッキだったのは間違いなかった。
そんな遠征の第一戦目でした。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
突然ですが、昨年はお世話になりました。
そしてM12と同じく2012年がやってきたという訳で、あけましておめでとうございます。
今年度もチラ裏、ギャザ速、共々よろしくお願いします。
しかし、1月ももはや下旬。
気付けば2月も見えるこの頃に新年の挨拶もどうかと思いますが・・・
さて突然更新を停止せざるを得なかった《言い訳》&《謝罪》をさせてください。
昨年末より調子悪いと言っていた喉の調子が悪く少々ガタがきていたので治療しておりました。
駄目速さんにはSkypeの方で現状を伝えてはいたのですが、
更新を楽しみにして下さる皆さまへの告知が事後になった事お詫びいたします。
闇の隆盛情報や新ソリン等ワクワクするMTG情報が飛び交う中
更新できない苦痛といえばもう、涙がちょちょぎれました。
更に今までスタンの情報しか主にとりあげていませんでしたが、
モダン情報を希望している方が居るとの声も聞き、
早く復活しなければと正直焦っておりました。
今後は俺自身が長期更新出来ない自体がありそうなタイミングがあれば、
副管理人レム子にも更新方法を軽く伝授しなんらかのアクションが出来るように改善していきたいと思います。
今続々とスポイラー情報が明らかにされていき、
どんどん楽しみになる半ばお祭り気分を楽しめる時期。
そのタイミングに遅れながらも復活出来た事は嬉しく思います。
ほんと、闇の隆盛に間に合ってよかった。
というわけで、みなさま 長らくうだうだ言い訳しましたが…
ただいま!
ギャザ速
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そしてM12と同じく2012年がやってきたという訳で、あけましておめでとうございます。
今年度もチラ裏、ギャザ速、共々よろしくお願いします。
しかし、1月ももはや下旬。
気付けば2月も見えるこの頃に新年の挨拶もどうかと思いますが・・・
さて突然更新を停止せざるを得なかった《言い訳》&《謝罪》をさせてください。
昨年末より調子悪いと言っていた喉の調子が悪く少々ガタがきていたので治療しておりました。
駄目速さんにはSkypeの方で現状を伝えてはいたのですが、
更新を楽しみにして下さる皆さまへの告知が事後になった事お詫びいたします。
闇の隆盛情報や新ソリン等ワクワクするMTG情報が飛び交う中
更新できない苦痛といえばもう、涙がちょちょぎれました。
更に今までスタンの情報しか主にとりあげていませんでしたが、
モダン情報を希望している方が居るとの声も聞き、
早く復活しなければと正直焦っておりました。
今後は俺自身が長期更新出来ない自体がありそうなタイミングがあれば、
副管理人レム子にも更新方法を軽く伝授しなんらかのアクションが出来るように改善していきたいと思います。
今続々とスポイラー情報が明らかにされていき、
どんどん楽しみになる半ばお祭り気分を楽しめる時期。
そのタイミングに遅れながらも復活出来た事は嬉しく思います。
ほんと、闇の隆盛に間に合ってよかった。
というわけで、みなさま 長らくうだうだ言い訳しましたが…
ただいま!
ギャザ速
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回想編
一人でショップに向かうという事を仲間が居る時あまりしなかったせいか、
いざ出かけるとなると困ったものでした。
それでもスタンでの対戦はしたい。
そこで、大会の日程等を調べて片っ端から出まくろうと考えたのです。
久しぶりに一人で来る店内。
レジ前の大会日程表さえ見終われば、
その日は大会も無く用事はそこで終わりですが、
せっかくショップまで来て日程だけ見て帰るのも勿体無い。
一人だからこそ、時間や付き合いを気にせずゆっくりカードを見れると、
古いカードからサプライ品まで色々見て回ることにしました。
─ あ、あいつが欲しがってたカード安いな。
そう一瞬考えるも、その仲間は引退した事を思い出します。
どうやらまだスタン仲間が居た頃の思考にとらわれている様で、
皆が使っていたカードや誰かの主力カードを見るたび、
つい先日まで一緒にプレイ出来ていた環境を懐かしく思うのでした。
─ そっか。こういうカードが安くなった、高くなったって会話も出来ないか。
環境を追いかける仲間が居なければ、
微妙な値段の上下で話を弾ませる事も出来ないと気づきます。
それまでの日常の話題はほぼ大部分がM:tGでした。
それらを共有する仲間の存在はやっぱり大きかった。
それでも、急に昔のスーパーファミコンのゲームがやりたくなるように、
いつかまた帰ってくるかもしれない誰かを妄想し、
マジック休止にはこの時はまだ至らないのでした。
引き際、止め時。
それはどんなものにもあったりします。
子供の頃ガチャガチャやビックリマンシールに周囲の友達が集めてるからと
一緒になって集め、成長するにつれて皆の興味が移り変わり
一緒に次の何かに向かう。
そういったものが一般的なのかもしれません。
もしかしたら俺とマジック:ザ ギャザリングも、
どこかの歯車が違う組み合わせであれば、
カードダスや駄菓子屋のオマケの様に、成長過程の思い出として
人生の糧となりさよならしていったのかもしれません。
しかし、俺はこのM:tGの世界観との別れがどうしてもできませんでした。
仲間の中でM:tGプレイヤーは一人きりになったとしても、
世の中のM:tGプレイヤーは俺一人じゃない。
この考えに至れた時に初めて、自分のデッキ。そしてマジック:ザ ギャザリング。
彼らも俺の大事な友人だったと気づいたのです。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
一人でショップに向かうという事を仲間が居る時あまりしなかったせいか、
いざ出かけるとなると困ったものでした。
それでもスタンでの対戦はしたい。
そこで、大会の日程等を調べて片っ端から出まくろうと考えたのです。
久しぶりに一人で来る店内。
レジ前の大会日程表さえ見終われば、
その日は大会も無く用事はそこで終わりですが、
せっかくショップまで来て日程だけ見て帰るのも勿体無い。
一人だからこそ、時間や付き合いを気にせずゆっくりカードを見れると、
古いカードからサプライ品まで色々見て回ることにしました。
─ あ、あいつが欲しがってたカード安いな。
そう一瞬考えるも、その仲間は引退した事を思い出します。
どうやらまだスタン仲間が居た頃の思考にとらわれている様で、
皆が使っていたカードや誰かの主力カードを見るたび、
つい先日まで一緒にプレイ出来ていた環境を懐かしく思うのでした。
─ そっか。こういうカードが安くなった、高くなったって会話も出来ないか。
環境を追いかける仲間が居なければ、
微妙な値段の上下で話を弾ませる事も出来ないと気づきます。
それまでの日常の話題はほぼ大部分がM:tGでした。
それらを共有する仲間の存在はやっぱり大きかった。
それでも、急に昔のスーパーファミコンのゲームがやりたくなるように、
いつかまた帰ってくるかもしれない誰かを妄想し、
マジック休止にはこの時はまだ至らないのでした。
引き際、止め時。
それはどんなものにもあったりします。
子供の頃ガチャガチャやビックリマンシールに周囲の友達が集めてるからと
一緒になって集め、成長するにつれて皆の興味が移り変わり
一緒に次の何かに向かう。
そういったものが一般的なのかもしれません。
もしかしたら俺とマジック:ザ ギャザリングも、
どこかの歯車が違う組み合わせであれば、
カードダスや駄菓子屋のオマケの様に、成長過程の思い出として
人生の糧となりさよならしていったのかもしれません。
しかし、俺はこのM:tGの世界観との別れがどうしてもできませんでした。
仲間の中でM:tGプレイヤーは一人きりになったとしても、
世の中のM:tGプレイヤーは俺一人じゃない。
この考えに至れた時に初めて、自分のデッキ。そしてマジック:ザ ギャザリング。
彼らも俺の大事な友人だったと気づいたのです。
ギャザ速
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プレイヤーである事変わらず
2011年12月5日 MTG プレイヤー編 コメント (8)プレイヤー編
「今度引っ越す事になったんだ。」
そう、仲のいい友人に告げられました。
当時まだまだ未成年の俺達にとっては、引越しといった突然の別れは
それは衝撃的だったのを覚えています。
その引越し先がかなり遠くの県だと言うのも、会えなくなるなと感じさせるのでした。
今でこそ、SkypeやPCの普及等で遠くの友人を遠くに感じず話せたり、遠くの未だ直接あった事はない友人が出来やすくもなっていますが、携帯電話やメールしか会話したりする手段がなければ少しずつ疎遠っぽくなっていく事も多かったりしました。
M:tGを一緒によくしていた仲間とそういった別れになる場合、
やっぱり一番ネックになるのはプレイできなくなるという事。
それならと、身内全員で小さな送別大会が
当時身内の溜まり場になっていた俺の部屋で開かれるのでした。
大会と称した100人組み手状態。
引っ越す奴に仲間が延々と挑み続けます。
その日が、皆が集まれる最後の日。
皆それぞれ、「お前だけ残れよー」「こっちには戻ってこないの?」等の会話をしながらのプレイが続きます。
何周目でしょうか。
この時間制限も決まってない無限組み手の最中誰も聞かなかった質問を
俺がプレイの最中に質問してみました。
「向こう行ってもギャザつづけんの?」
相手のプレイが止まります。
「わかんない。対戦相手居ないしなぁ。」
「カードショップとかあれば新しい相手見つかるかもよ。」
「カードショップがあるかどうか怪しい・・・」
「・・・」
そう、友人の引越し先は都会ではなかったのです。
ネット通販等当時もあったかもしれませんが、俺達は利用してませんでした。
当然そういった発想にも行き着かなかったし、カードショップが無ければ、新たなM:tG仲間を探すという事はかなり難易度が高かったのです。
「でも、俺M:tG好きだからな。多分一人でも続けてると思うよ。」
「そうか。いい対戦相手見つかるといいな。」
こうした送別大会も時間が過ぎ、解散の時間となりました。
そして、それは別れの時間でもあります。
俺はさっきの話を聞いてから、カード入れ替えると言いながらこっそり用意していた
余っていたコモンやアンコモン、安いレアで数種類のデッキを渡しました。
「これ持っていって向こうで流行らせて来いよ。」
「ん?お前もなんか用意してたのか。俺はこれ、構築済み持っていけ。」
「やべ、俺何も用意してなかった!ダイスやるよダイス。この流れなら必要だろ」
「俺は土地やるよ。」
なんだかんだで皆、引越し先でマジックがプレイできるのかを気にして
それぞれ用意していたのでした。
「こりゃこれで引退なんて言えないなー!流行らせて来るよ!」
「既にめちゃくちゃ流行っててボコボコにやられたりしてなっ!」
「そん時は泣いて帰ってこい」
こうして彼が新しい地でマジック:ザ ギャザリングがプレイ出来ることを祈り、見送ったのでした。
数ヵ月後、新たなエキスパンションのアポカリプスが発売した頃に、
新しい友人と共にマジックを買いに行ってファイレクシアの闘技場が出ただなんて自慢話を彼から聞かされるのでした。
ギャザ速
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「今度引っ越す事になったんだ。」
そう、仲のいい友人に告げられました。
当時まだまだ未成年の俺達にとっては、引越しといった突然の別れは
それは衝撃的だったのを覚えています。
その引越し先がかなり遠くの県だと言うのも、会えなくなるなと感じさせるのでした。
今でこそ、SkypeやPCの普及等で遠くの友人を遠くに感じず話せたり、遠くの未だ直接あった事はない友人が出来やすくもなっていますが、携帯電話やメールしか会話したりする手段がなければ少しずつ疎遠っぽくなっていく事も多かったりしました。
M:tGを一緒によくしていた仲間とそういった別れになる場合、
やっぱり一番ネックになるのはプレイできなくなるという事。
それならと、身内全員で小さな送別大会が
当時身内の溜まり場になっていた俺の部屋で開かれるのでした。
大会と称した100人組み手状態。
引っ越す奴に仲間が延々と挑み続けます。
その日が、皆が集まれる最後の日。
皆それぞれ、「お前だけ残れよー」「こっちには戻ってこないの?」等の会話をしながらのプレイが続きます。
何周目でしょうか。
この時間制限も決まってない無限組み手の最中誰も聞かなかった質問を
俺がプレイの最中に質問してみました。
「向こう行ってもギャザつづけんの?」
相手のプレイが止まります。
「わかんない。対戦相手居ないしなぁ。」
「カードショップとかあれば新しい相手見つかるかもよ。」
「カードショップがあるかどうか怪しい・・・」
「・・・」
そう、友人の引越し先は都会ではなかったのです。
ネット通販等当時もあったかもしれませんが、俺達は利用してませんでした。
当然そういった発想にも行き着かなかったし、カードショップが無ければ、新たなM:tG仲間を探すという事はかなり難易度が高かったのです。
「でも、俺M:tG好きだからな。多分一人でも続けてると思うよ。」
「そうか。いい対戦相手見つかるといいな。」
こうした送別大会も時間が過ぎ、解散の時間となりました。
そして、それは別れの時間でもあります。
俺はさっきの話を聞いてから、カード入れ替えると言いながらこっそり用意していた
余っていたコモンやアンコモン、安いレアで数種類のデッキを渡しました。
「これ持っていって向こうで流行らせて来いよ。」
「ん?お前もなんか用意してたのか。俺はこれ、構築済み持っていけ。」
「やべ、俺何も用意してなかった!ダイスやるよダイス。この流れなら必要だろ」
「俺は土地やるよ。」
なんだかんだで皆、引越し先でマジックがプレイできるのかを気にして
それぞれ用意していたのでした。
「こりゃこれで引退なんて言えないなー!流行らせて来るよ!」
「既にめちゃくちゃ流行っててボコボコにやられたりしてなっ!」
「そん時は泣いて帰ってこい」
こうして彼が新しい地でマジック:ザ ギャザリングがプレイ出来ることを祈り、見送ったのでした。
数ヵ月後、新たなエキスパンションのアポカリプスが発売した頃に、
新しい友人と共にマジックを買いに行ってファイレクシアの闘技場が出ただなんて自慢話を彼から聞かされるのでした。
ギャザ速
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回想編
一人でM:tGを続ける事になったといっても、
友人関係が無くなった訳じゃありません。
一緒に飯を食いに行ったり、遊びに行ったり。
変わった事といえば、俺達の会話からM:tGが消えた事。
一緒に対戦する事がなくなった事。
ただ、それはまだM:tGを続けていこうと思っていた俺からは寂しい物もありました。
もちろん、カジュアルで根詰めずにプレイを続けるアバや
デッキを手放そうとしないTとはちょくちょく一緒にプレイもしていましたが、
多数の仲間とマジック談義やプレイという場は完全に消滅していたのです。
こうしてソロで大会やデュエルスペースに向かう事が多くなった俺でしたが、
常にデッキには《ファイレクシアの盾持ち》のFoilを一枚入れていました。
このカードは俺にとっては特別なカード。
(3)(黒)
クリーチャー ゾンビ(Zombie)
キッカー ― 3点のライフを支払う。
(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加で3点のライフを支払ってもよい。)
ファイレクシアの盾持ちがキッカーされていた場合、
ファイレクシアの盾持ちはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
3/3
能力自体、当時の環境で結構強かった事、そして俺の好きなイラストかつ黒なのでした。
値段もそこそこついていた事もあり、なかなか4枚揃える事ができず、
《ファイレクシアの盾持ち》が登場してからずっと、
皆とプレイしていた頃は3枚だけデッキに入れ使っていたのです。
「後一枚あれば絶対負けないのになー」
根拠の無い負け惜しみをしながら。
Foilコレクターでもあった俺はどうしてもこのカードのFoilが欲しい。
パックを剥けども剥けども出てこず、ショップで買うには高すぎる。
この時代、一番の憧れのカードでした。
少し月日が遡るある日の冬。アバとT達が夜、家のチャイムを鳴らします。
─ こんな時間になんだよー。げっ、もう0時か。
「おーい。おきてるー?」
寒そうな外で元気な二人。
「寝ようとしてたよ。つーか、寝てた。たぶん寝かけてた!」
悪態を付きながら迎え入れと、
「ハッピーバーースデ~~~♪」
「で~」
とハイテンションになる二人。
─ あ、そうか今日は誕生日だった!
丁度0時を過ぎ、誕生日になったその日に態々やってきてくれたのでした。
「あ…ありがとう。べ・・・別にうれしくなんかないんだからねっ」
いや、こんな返しはしなかったと思います。記憶の改ざんでした。
しかし、予期せぬ訪問は凄くうれしく、素直にお礼を言うのが照れくさかった俺は、
結果そんな反応に近かったでしょう。
そして誕生日プレゼントとして差し出されたのが
流星マークと共に独特の輝きを放つ《ファイレクシアの盾持ち》だったのです。
「え、まじでいいの?これ。」
「ずっと欲しがってたでしょー」
「お見通しじゃ」
何故か爺さん口調のアバを軽くスルーしつつも、
友人のサプライズにこの日から今もずっと思い入れのあるカードとなったのでした。
こうして、皆とM:tGにおいては別々の道を進む事になったのでしたが、
一人でも続ける事が出来ていたのは、
この《ファイレクシアの盾持ち》があったからというのもゼロではありません。
一番皆で盛り上がっていた時期をこの一枚のカードに重ねながら。
ギャザ速
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一人でM:tGを続ける事になったといっても、
友人関係が無くなった訳じゃありません。
一緒に飯を食いに行ったり、遊びに行ったり。
変わった事といえば、俺達の会話からM:tGが消えた事。
一緒に対戦する事がなくなった事。
ただ、それはまだM:tGを続けていこうと思っていた俺からは寂しい物もありました。
もちろん、カジュアルで根詰めずにプレイを続けるアバや
デッキを手放そうとしないTとはちょくちょく一緒にプレイもしていましたが、
多数の仲間とマジック談義やプレイという場は完全に消滅していたのです。
こうしてソロで大会やデュエルスペースに向かう事が多くなった俺でしたが、
常にデッキには《ファイレクシアの盾持ち》のFoilを一枚入れていました。
このカードは俺にとっては特別なカード。
(3)(黒)
クリーチャー ゾンビ(Zombie)
キッカー ― 3点のライフを支払う。
(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加で3点のライフを支払ってもよい。)
ファイレクシアの盾持ちがキッカーされていた場合、
ファイレクシアの盾持ちはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
3/3
能力自体、当時の環境で結構強かった事、そして俺の好きなイラストかつ黒なのでした。
値段もそこそこついていた事もあり、なかなか4枚揃える事ができず、
《ファイレクシアの盾持ち》が登場してからずっと、
皆とプレイしていた頃は3枚だけデッキに入れ使っていたのです。
「後一枚あれば絶対負けないのになー」
根拠の無い負け惜しみをしながら。
Foilコレクターでもあった俺はどうしてもこのカードのFoilが欲しい。
パックを剥けども剥けども出てこず、ショップで買うには高すぎる。
この時代、一番の憧れのカードでした。
少し月日が遡るある日の冬。アバとT達が夜、家のチャイムを鳴らします。
─ こんな時間になんだよー。げっ、もう0時か。
「おーい。おきてるー?」
寒そうな外で元気な二人。
「寝ようとしてたよ。つーか、寝てた。たぶん寝かけてた!」
悪態を付きながら迎え入れと、
「ハッピーバーースデ~~~♪」
「で~」
とハイテンションになる二人。
─ あ、そうか今日は誕生日だった!
丁度0時を過ぎ、誕生日になったその日に態々やってきてくれたのでした。
「あ…ありがとう。べ・・・別にうれしくなんかないんだからねっ」
いや、こんな返しはしなかったと思います。記憶の改ざんでした。
しかし、予期せぬ訪問は凄くうれしく、素直にお礼を言うのが照れくさかった俺は、
結果そんな反応に近かったでしょう。
そして誕生日プレゼントとして差し出されたのが
流星マークと共に独特の輝きを放つ《ファイレクシアの盾持ち》だったのです。
「え、まじでいいの?これ。」
「ずっと欲しがってたでしょー」
「お見通しじゃ」
何故か爺さん口調のアバを軽くスルーしつつも、
友人のサプライズにこの日から今もずっと思い入れのあるカードとなったのでした。
こうして、皆とM:tGにおいては別々の道を進む事になったのでしたが、
一人でも続ける事が出来ていたのは、
この《ファイレクシアの盾持ち》があったからというのもゼロではありません。
一番皆で盛り上がっていた時期をこの一枚のカードに重ねながら。
ギャザ速
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一枚一枚の物語
2011年12月1日 MTG プレイヤー編 コメント (5)プレイヤー編
マジックザギャザリングというトレーディングカードゲームにおいて、
全てのカードは平等であり絶対的な《公式ゲームルール》を元に作られています。
その中で強いカードや弱いカードが生まれ、それらのカードを組み合わせ、
皆強いデッキや、やりたい事をやる為のデッキを作る事を目指します。
幅広い観点から見たらトランプとマジックザギャザリング。
どちらも同じカードゲームかもしれません。
しかし、トランプは1枚かければプレイできませんが
カード数が遥かに多いマジックザギャザリングでは弱さ、使いづらさ、
故に多くの人が忘れ去ってしまうカードがあったりもします。
もちろん、ただ単に強弱だけでなく「黒単でしかデッキは組まないぜ」というポリシーを持つ人にとっては
他の白・青・赤・緑のカードはプレイするという面では興味の無いカードとなってしまうかもしれません。
でも、自分自身が必要としなくても他の誰かは、
別の思いをそのカードに抱いているかもしれません。
その日、俺はデュエルスペースにていつもの様にパックを剥き、
「あー、今日も残念なレア揃い。」
とパックの出目に対して不満を募らせていました。
─ Foilが出ただけましとするか
レアとFoilはだけはスリーブにしまい、残りのコモン・アンコモンはそのままデッキケースの余りスペースに放り込んだのでした。
もちろん、アンコモンやコモンをざっと見て、使えるカードはデッキパーツとして分けたりもするんですが、
今回のパックからは完全に世の多くのデッキからはスルーされるようなカード達ばかりだったのです。
強いカードはやはりそのカード自体の価格が高くなるもので、
当時の俺はカードの強弱。つまり値段しか見ていませんでした。
パックを買った合計金額より高いカードが出ればアタリ。
それでなければハズレ。
コモンやアンコモンはそういったレア目当てで購入を続ければ勝手に揃ってる。
そう考えていました。
カードをスリーブに入れたりと整理をしていると、
恐らくパックを剥いてる姿を見てた人が話しかけてきました。
「なんか良いカードでましたか?」
顔をそちらに向ければ、何度かこの店で見かけた事はある人物。
名前は知らないけど大会で1~2度対戦した事はあったかもしれない人でした。
「いやー今日はさんざんです。6パック剥いてカスレアと使えないアンコモンとコモンのFoilのみでした。」
とありのままの残念な出目を相手に伝えたのでした。
先ほどしまったばかりコモン・アンコモン達も取り出し、
「《嘘か真か》すら出ない完全にハズレパックでしたよ。」
と、俺の興味から外れてしまってるカードの束を差し出します。
それを受け取り、一枚一枚丁寧にめくってカードを見る彼。
とあるコモンカードで手が止まっていました。
「あ・・・《薄光の天使》だ。」
「そんなのもいましたね。」
「このカードのイラストとテキスト、インベイジョンで一番好きなんですよね。」
「どーせ使わないし、埃被るだけなんであげますよ」
俺からしてみればそのカードは特にイラストが好きなわけでもなく、
ましてやこの頃は完全に黒大好きっ子。
家に帰ればストレージに埋もれるカードでした。
こういったやり取りがきっかけで仲良くなり、
話を重ねるごとに彼がいかにM:tGのカードそのものを愛してるのかがよく分かりました。
カードのフレーバーテキストを読んでいれば世界観が見えるという事も、
その彼から学ばせてもらったのです。
それまで物語があるという事すら知りませんでした。
しかし一度そういったものがあると知れば、
前以上にコモン・アンコモンのカード達をちゃんと見るようになり、
カードの一つ一つを覚えるようになりました。
そんな彼はストーリーにそったシナリオデッキなるものを持ち込んできてくれたりと、
俺に沢山のマジック:ザ ギャザリングを教えてくれたのでした。
恐らく、彼の影響があってからでしょう。
それまでは目に入っても気にしていなかった、
ゴミ箱にパックから剥かれてすぐ捨てられた使えないとされるカード達。
彼らをそっと拾い、お店の人に「落とし物」と渡し、
いつか必要としてくれている人へ出会ってほしいと願うのでした。
ギャザ速
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マジックザギャザリングというトレーディングカードゲームにおいて、
全てのカードは平等であり絶対的な《公式ゲームルール》を元に作られています。
その中で強いカードや弱いカードが生まれ、それらのカードを組み合わせ、
皆強いデッキや、やりたい事をやる為のデッキを作る事を目指します。
幅広い観点から見たらトランプとマジックザギャザリング。
どちらも同じカードゲームかもしれません。
しかし、トランプは1枚かければプレイできませんが
カード数が遥かに多いマジックザギャザリングでは弱さ、使いづらさ、
故に多くの人が忘れ去ってしまうカードがあったりもします。
もちろん、ただ単に強弱だけでなく「黒単でしかデッキは組まないぜ」というポリシーを持つ人にとっては
他の白・青・赤・緑のカードはプレイするという面では興味の無いカードとなってしまうかもしれません。
でも、自分自身が必要としなくても他の誰かは、
別の思いをそのカードに抱いているかもしれません。
その日、俺はデュエルスペースにていつもの様にパックを剥き、
「あー、今日も残念なレア揃い。」
とパックの出目に対して不満を募らせていました。
─ Foilが出ただけましとするか
レアとFoilはだけはスリーブにしまい、残りのコモン・アンコモンはそのままデッキケースの余りスペースに放り込んだのでした。
もちろん、アンコモンやコモンをざっと見て、使えるカードはデッキパーツとして分けたりもするんですが、
今回のパックからは完全に世の多くのデッキからはスルーされるようなカード達ばかりだったのです。
強いカードはやはりそのカード自体の価格が高くなるもので、
当時の俺はカードの強弱。つまり値段しか見ていませんでした。
パックを買った合計金額より高いカードが出ればアタリ。
それでなければハズレ。
コモンやアンコモンはそういったレア目当てで購入を続ければ勝手に揃ってる。
そう考えていました。
カードをスリーブに入れたりと整理をしていると、
恐らくパックを剥いてる姿を見てた人が話しかけてきました。
「なんか良いカードでましたか?」
顔をそちらに向ければ、何度かこの店で見かけた事はある人物。
名前は知らないけど大会で1~2度対戦した事はあったかもしれない人でした。
「いやー今日はさんざんです。6パック剥いてカスレアと使えないアンコモンとコモンのFoilのみでした。」
とありのままの残念な出目を相手に伝えたのでした。
先ほどしまったばかりコモン・アンコモン達も取り出し、
「《嘘か真か》すら出ない完全にハズレパックでしたよ。」
と、俺の興味から外れてしまってるカードの束を差し出します。
それを受け取り、一枚一枚丁寧にめくってカードを見る彼。
とあるコモンカードで手が止まっていました。
「あ・・・《薄光の天使》だ。」
「そんなのもいましたね。」
「このカードのイラストとテキスト、インベイジョンで一番好きなんですよね。」
「どーせ使わないし、埃被るだけなんであげますよ」
俺からしてみればそのカードは特にイラストが好きなわけでもなく、
ましてやこの頃は完全に黒大好きっ子。
家に帰ればストレージに埋もれるカードでした。
こういったやり取りがきっかけで仲良くなり、
話を重ねるごとに彼がいかにM:tGのカードそのものを愛してるのかがよく分かりました。
カードのフレーバーテキストを読んでいれば世界観が見えるという事も、
その彼から学ばせてもらったのです。
それまで物語があるという事すら知りませんでした。
しかし一度そういったものがあると知れば、
前以上にコモン・アンコモンのカード達をちゃんと見るようになり、
カードの一つ一つを覚えるようになりました。
そんな彼はストーリーにそったシナリオデッキなるものを持ち込んできてくれたりと、
俺に沢山のマジック:ザ ギャザリングを教えてくれたのでした。
恐らく、彼の影響があってからでしょう。
それまでは目に入っても気にしていなかった、
ゴミ箱にパックから剥かれてすぐ捨てられた使えないとされるカード達。
彼らをそっと拾い、お店の人に「落とし物」と渡し、
いつか必要としてくれている人へ出会ってほしいと願うのでした。
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それぞれのマジック:ザ ギャザリング
2011年11月29日 MTG 回想編 コメント (15)回想編
スタンダード環境でのプレイを続け、ある程度M:tGに慣れてくると
シングル買いで一気にデッキを揃え、完全に勝ちに行くスタイルのプレイに
だんだん皆もなっていったのでした。
大会に出るなら身内から上位入賞となる率を上げようと
完全にメタに特化したデッキで皆揃えてみたり
ゲームそのものを楽しむというより
勝ちに行く事が目的となっていたのでした。
もちろん、勝利を目指す事もカードゲームの面白さのひとつ。
しかし、友人達と楽しむ目的とは対極的な位置な楽しみ方でした。
少なくとも俺達の中だと遥か対岸だったのです。
そんな雰囲気がグループ内に発生してしまえば、
気軽に楽しみたい友人達は一人、また一人と離れていったのでした。
本気でプレイをし始めてたメンバーのアバや俺、T等は
もはや趣味やネタに走った遊びデッキすら持たず、
ただ好きなカードや色で組んで楽しんでた友人達とはデッキパワーが違っていました。
気づけば自分でマジックザギャザリングの世界に引き込み、
そして自分でその世界の面白さを奪うという最低な事をしていたのです。
それでも、当時の俺達はそんな事に気づかず、目先の勝率を意識し
日夜デッキの研究をしていたのでした。
周りを見る事も無く熱くなってプレイしていたM:tGでしたが
スタンプレイを続けていればいつかは出会うブロック落ち。
次の環境からは今まで揃えたデッキが使えなくなるという状況に初めて出会い
使えなくなるなら引退するという仲間も出てきました。
そして、皆バラバラになります。
マジックザギャザリングを引退する者。
カードゲーム自体を引退する者。
スタンダードを追いかけずレガシー環境に以降していく者。
まったりカジュアルでプレイを続けていく者。
そして、マジックから離れる事ができず、一人でプレイを続ける俺と。
ギャザ速
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スタンダード環境でのプレイを続け、ある程度M:tGに慣れてくると
シングル買いで一気にデッキを揃え、完全に勝ちに行くスタイルのプレイに
だんだん皆もなっていったのでした。
大会に出るなら身内から上位入賞となる率を上げようと
完全にメタに特化したデッキで皆揃えてみたり
ゲームそのものを楽しむというより
勝ちに行く事が目的となっていたのでした。
もちろん、勝利を目指す事もカードゲームの面白さのひとつ。
しかし、友人達と楽しむ目的とは対極的な位置な楽しみ方でした。
少なくとも俺達の中だと遥か対岸だったのです。
そんな雰囲気がグループ内に発生してしまえば、
気軽に楽しみたい友人達は一人、また一人と離れていったのでした。
本気でプレイをし始めてたメンバーのアバや俺、T等は
もはや趣味やネタに走った遊びデッキすら持たず、
ただ好きなカードや色で組んで楽しんでた友人達とはデッキパワーが違っていました。
気づけば自分でマジックザギャザリングの世界に引き込み、
そして自分でその世界の面白さを奪うという最低な事をしていたのです。
それでも、当時の俺達はそんな事に気づかず、目先の勝率を意識し
日夜デッキの研究をしていたのでした。
周りを見る事も無く熱くなってプレイしていたM:tGでしたが
スタンプレイを続けていればいつかは出会うブロック落ち。
次の環境からは今まで揃えたデッキが使えなくなるという状況に初めて出会い
使えなくなるなら引退するという仲間も出てきました。
そして、皆バラバラになります。
マジックザギャザリングを引退する者。
カードゲーム自体を引退する者。
スタンダードを追いかけずレガシー環境に以降していく者。
まったりカジュアルでプレイを続けていく者。
そして、マジックから離れる事ができず、一人でプレイを続ける俺と。
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アウェイとホーム
2011年11月28日 MTG プレイヤー編 コメント (1)プレイヤー編
いつもとは違う店の大会に出てみた時の事でした。
さほど大きくない駅の近くという事もあり、
おもちゃ屋兼カードショップといった感じの正に町のおもちゃ屋さん。
よく通う店をホームとするなら、そこはアウェイ。
ショップ事態の雰囲気も少し違い低年齢層が多い店舗だったのです。
マジックザギャザリングはのプレイヤーは年齢層が高いイメージを持っていた俺は結構意外でした。
どうやら、そのショップでは元々遊戯王をメインで扱っていたらしく、
そこからM:tGに流れた小中学生が多かったのだと思われます。
当時高校生ぐらいだった俺は、マジックプレイヤーとしては平均的年齢層かまだ若いぐらい。
その大会で自分が最年長となるとは思ってもいませんでした。
そうなると、軽く大会に出るつもりでしたが、自分より年下に負けたくないという気持ちが勝り、
元々出ようと思ってたデッキとは違うガチデッキで出る事にしたのです。
─ 大人気ないんじゃないぜ!これが大人の洗礼さ!
なんて中二的な妄想をしつつ本気デッキ用にサイドも揃え大会開始。
大会ルールはスイスドロー形式。
軽くとりあえず一勝するかと思ったものの、それが間違い。
完全に手札事故からドローも救われず、ほとんど何にも出来ずにマッチを落とし敗北。
続く二戦目三戦目もメタ想定外の相手続出し、思うように捌ききれずずるずると敗北が続きます。
これはある意味、スイスドローの敗北スパイラルだったのかもしれません。
勝ち進めばそれだけ強いデッキとぶつかり合うルールの為、
恐らくメタの想定内のデッキ等とも戦っていけるのですが、
負けが続けば、メタ外の一風変わったデッキやコンセプトデッキ等ともぶつかります。
普段見かけないカードが出ては、つい効果を相手に確認したりとまったく良い所は無く大会終了。
優勝したデッキもメタ外の部族デッキと、勝ち進んでいたら勝てたのかという妄想さえ危うい始末。
しかし、彼らは皆思い思いのデッキでプレイし大会中も大会後も思い返せば皆楽しんでいた。
笑って勝ち、笑って負けて、早く試合を終えた者は観戦、応援する雰囲気。
プレイが始まれば年齢もなにも関係なく、盤面での結果が勝者と敗者を分かつ世界と
そんな当然な事すら忘れ、必死に勝ちにいったあげくプレイの過程を楽しまなかった。
ただただそんなプレイングを反省するしかなかったのでした。
無様に帰ろうとしていると、初戦で当たった少年がと数名が声をかけてきました。
「今日は対戦ありがとうございました!!この店いつも来てるんですか?」
「あのー、僕まだ対戦してないんで一回対戦しません??」
「その次俺とも対戦してもらって良いですか?」
─ アウェイと思っていた少年達はどうやら珍しい来客を迎え入れてくれたらしい。
お気に入りのカードをふんだんにぶち込んだ自己満足デッキを取り出し代わる代わる皆とプレイ。
ちょっと遠いカードショップに新しい友達とホームを手に入れる事が出来たのでした。
ギャザ速
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いつもとは違う店の大会に出てみた時の事でした。
さほど大きくない駅の近くという事もあり、
おもちゃ屋兼カードショップといった感じの正に町のおもちゃ屋さん。
よく通う店をホームとするなら、そこはアウェイ。
ショップ事態の雰囲気も少し違い低年齢層が多い店舗だったのです。
マジックザギャザリングはのプレイヤーは年齢層が高いイメージを持っていた俺は結構意外でした。
どうやら、そのショップでは元々遊戯王をメインで扱っていたらしく、
そこからM:tGに流れた小中学生が多かったのだと思われます。
当時高校生ぐらいだった俺は、マジックプレイヤーとしては平均的年齢層かまだ若いぐらい。
その大会で自分が最年長となるとは思ってもいませんでした。
そうなると、軽く大会に出るつもりでしたが、自分より年下に負けたくないという気持ちが勝り、
元々出ようと思ってたデッキとは違うガチデッキで出る事にしたのです。
─ 大人気ないんじゃないぜ!これが大人の洗礼さ!
なんて中二的な妄想をしつつ本気デッキ用にサイドも揃え大会開始。
大会ルールはスイスドロー形式。
軽くとりあえず一勝するかと思ったものの、それが間違い。
完全に手札事故からドローも救われず、ほとんど何にも出来ずにマッチを落とし敗北。
続く二戦目三戦目もメタ想定外の相手続出し、思うように捌ききれずずるずると敗北が続きます。
これはある意味、スイスドローの敗北スパイラルだったのかもしれません。
勝ち進めばそれだけ強いデッキとぶつかり合うルールの為、
恐らくメタの想定内のデッキ等とも戦っていけるのですが、
負けが続けば、メタ外の一風変わったデッキやコンセプトデッキ等ともぶつかります。
普段見かけないカードが出ては、つい効果を相手に確認したりとまったく良い所は無く大会終了。
優勝したデッキもメタ外の部族デッキと、勝ち進んでいたら勝てたのかという妄想さえ危うい始末。
しかし、彼らは皆思い思いのデッキでプレイし大会中も大会後も思い返せば皆楽しんでいた。
笑って勝ち、笑って負けて、早く試合を終えた者は観戦、応援する雰囲気。
プレイが始まれば年齢もなにも関係なく、盤面での結果が勝者と敗者を分かつ世界と
そんな当然な事すら忘れ、必死に勝ちにいったあげくプレイの過程を楽しまなかった。
ただただそんなプレイングを反省するしかなかったのでした。
無様に帰ろうとしていると、初戦で当たった少年がと数名が声をかけてきました。
「今日は対戦ありがとうございました!!この店いつも来てるんですか?」
「あのー、僕まだ対戦してないんで一回対戦しません??」
「その次俺とも対戦してもらって良いですか?」
─ アウェイと思っていた少年達はどうやら珍しい来客を迎え入れてくれたらしい。
お気に入りのカードをふんだんにぶち込んだ自己満足デッキを取り出し代わる代わる皆とプレイ。
ちょっと遠いカードショップに新しい友達とホームを手に入れる事が出来たのでした。
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