敗因はデッキが弱いんじゃないと信じたい
2011年11月24日 MTG プレイヤー編 コメント (4)プレイヤー編 MTG
その日は久しぶりに出た大会だったにも関わらず散々でした。
大会といってもカードショップでやっている小さな大会。
ふらりと参加してみたのは良かったのですが、
好調だと思える初手でスタートしても以降は連続で土地しか引けずに一方的にやられたり、
土地2枚スタートで以降土地を引けずといった偏り具合。
思う様なプレイは一切できずストレスだけが溜まってしまうような回転に、
いつもならプレイングの反省であったり負けた相手の対策を考えたりしていたのですが
そういう気分にもなれず、一人で参加していた事もありさっさと帰る事にしたのでした。
─ 俺のデッキが弱いんじゃない。引きが弱かったからそれ以前。
ついついこういう発想になってしまう時があります。
デッキを作る時は理想の回転を妄想してしまいがちな為、
極端な事故というのはドロー運が悪かったと言い訳を作ってしまうのです。
大会終わり皆は談笑ムードの中帰り支度をしていると後ろのテーブルの雑談が聞こえてきます。
「いやー今日は駄目だった、何しに来たのかわからん位に何も出来ずに終わったー」
─ どうやら俺以外にも不運な奴はいたらしい。
その彼が話していた相手は、ショップで会うけど友人では無いという
顔見知り以上、友達未満という微妙な関係の相手だったらしく、
二言三言会話した後別れて、彼も帰り支度をしようとしている所でした。
俺もこのまま、なんとも言えないM:tGのプレイが満足いかないまま帰るのは癪だった為
フリープレイを持ちかける事にしました。
「良かったら一戦やりませんか?大会じゃ事故っちまって満足いくプレイできなかったんです。」
急に声をかけてみたにも関わらず、「是非やりましょ!」と承諾を得られ、
二人とも席を移動して仕舞いこんだばかりのデッキやカウンター、ダイス等をまた広げ出します。
準備をしていると、「ドロップはしなかったんですか?」と質問がなげられました。
「今日は時間もあったし、一矢報いてやろうと挑み続けたものの、戦いすらできませんでした」
─ 本当にそう返すしかない。
「僕も一緒ですねー。何故か回らずに… そんなに弱いデッキじゃないんだけどなー」
お互い傷をなめ合うプレイですねと苦笑いしながらダイスロール。
先攻後攻を決め、プレイが開始されます。
初手の7枚、1ターン目、2ターン目と先ほどの大会の時が嘘の様に理想に近い回り方。
しかし、相手も同じく理想に近い回り方をしているようで、
良いタイミングで除去や対策がお互いとれるという正に模範的なM:tGの展開が盤面に広がっています。
─ これは面白い!
こうなってくると、勝ち負け以上に、その工程が楽しくなってきます。
結果2-1でギリギリ勝てた様な状況でフリープレイが終了。
相手もM:tGのプレイをやり切れた感で大満足の様子。
その後二人で何度かフリープレイを閉店間際まで続けたのでした。
「俺、なんで大会でこのプレイなんで出来なかったんだろう。」
「たぶんデッキにも緊張が伝わってたんじゃないですか。」
「はは、そんな貧弱なデッキだったのか。俺のデッキ。」
なんてやり取りをしつつ、
「土地事故が無い人達はチートだ」「ぶん回ってる人もチートだ」「優勝者は更にチートだ」と、
負け犬二人で遠吠えをしながら帰るのでした。
次の大会こそ本気出そうと誓い合いながら。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
その日は久しぶりに出た大会だったにも関わらず散々でした。
大会といってもカードショップでやっている小さな大会。
ふらりと参加してみたのは良かったのですが、
好調だと思える初手でスタートしても以降は連続で土地しか引けずに一方的にやられたり、
土地2枚スタートで以降土地を引けずといった偏り具合。
思う様なプレイは一切できずストレスだけが溜まってしまうような回転に、
いつもならプレイングの反省であったり負けた相手の対策を考えたりしていたのですが
そういう気分にもなれず、一人で参加していた事もありさっさと帰る事にしたのでした。
─ 俺のデッキが弱いんじゃない。引きが弱かったからそれ以前。
ついついこういう発想になってしまう時があります。
デッキを作る時は理想の回転を妄想してしまいがちな為、
極端な事故というのはドロー運が悪かったと言い訳を作ってしまうのです。
大会終わり皆は談笑ムードの中帰り支度をしていると後ろのテーブルの雑談が聞こえてきます。
「いやー今日は駄目だった、何しに来たのかわからん位に何も出来ずに終わったー」
─ どうやら俺以外にも不運な奴はいたらしい。
その彼が話していた相手は、ショップで会うけど友人では無いという
顔見知り以上、友達未満という微妙な関係の相手だったらしく、
二言三言会話した後別れて、彼も帰り支度をしようとしている所でした。
俺もこのまま、なんとも言えないM:tGのプレイが満足いかないまま帰るのは癪だった為
フリープレイを持ちかける事にしました。
「良かったら一戦やりませんか?大会じゃ事故っちまって満足いくプレイできなかったんです。」
急に声をかけてみたにも関わらず、「是非やりましょ!」と承諾を得られ、
二人とも席を移動して仕舞いこんだばかりのデッキやカウンター、ダイス等をまた広げ出します。
準備をしていると、「ドロップはしなかったんですか?」と質問がなげられました。
「今日は時間もあったし、一矢報いてやろうと挑み続けたものの、戦いすらできませんでした」
─ 本当にそう返すしかない。
「僕も一緒ですねー。何故か回らずに… そんなに弱いデッキじゃないんだけどなー」
お互い傷をなめ合うプレイですねと苦笑いしながらダイスロール。
先攻後攻を決め、プレイが開始されます。
初手の7枚、1ターン目、2ターン目と先ほどの大会の時が嘘の様に理想に近い回り方。
しかし、相手も同じく理想に近い回り方をしているようで、
良いタイミングで除去や対策がお互いとれるという正に模範的なM:tGの展開が盤面に広がっています。
─ これは面白い!
こうなってくると、勝ち負け以上に、その工程が楽しくなってきます。
結果2-1でギリギリ勝てた様な状況でフリープレイが終了。
相手もM:tGのプレイをやり切れた感で大満足の様子。
その後二人で何度かフリープレイを閉店間際まで続けたのでした。
「俺、なんで大会でこのプレイなんで出来なかったんだろう。」
「たぶんデッキにも緊張が伝わってたんじゃないですか。」
「はは、そんな貧弱なデッキだったのか。俺のデッキ。」
なんてやり取りをしつつ、
「土地事故が無い人達はチートだ」「ぶん回ってる人もチートだ」「優勝者は更にチートだ」と、
負け犬二人で遠吠えをしながら帰るのでした。
次の大会こそ本気出そうと誓い合いながら。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
コメント
勝った時は相棒(デッキ)のおかげ、負けた時は自分のせいってところなのでしょうか
プレイヤー編、回想編、どちらも楽しみにさせて頂きます。
デッキに対しての思い入れがあると、デッキは悪くない。弱いのは俺だーとなります!
ラッチさん
リンクありがとうございます!今後ともよろしく!
過去に投稿されたお話もすべて読ませて頂きました。とても共感できるような、懐かしいことばかりで、非常に楽しませて頂きました。
相互リンクありがとうございます、また更新をお待ちしてます。