プレイヤーである事変わらず
2011年12月5日 MTG プレイヤー編 コメント (8)プレイヤー編
「今度引っ越す事になったんだ。」
そう、仲のいい友人に告げられました。
当時まだまだ未成年の俺達にとっては、引越しといった突然の別れは
それは衝撃的だったのを覚えています。
その引越し先がかなり遠くの県だと言うのも、会えなくなるなと感じさせるのでした。
今でこそ、SkypeやPCの普及等で遠くの友人を遠くに感じず話せたり、遠くの未だ直接あった事はない友人が出来やすくもなっていますが、携帯電話やメールしか会話したりする手段がなければ少しずつ疎遠っぽくなっていく事も多かったりしました。
M:tGを一緒によくしていた仲間とそういった別れになる場合、
やっぱり一番ネックになるのはプレイできなくなるという事。
それならと、身内全員で小さな送別大会が
当時身内の溜まり場になっていた俺の部屋で開かれるのでした。
大会と称した100人組み手状態。
引っ越す奴に仲間が延々と挑み続けます。
その日が、皆が集まれる最後の日。
皆それぞれ、「お前だけ残れよー」「こっちには戻ってこないの?」等の会話をしながらのプレイが続きます。
何周目でしょうか。
この時間制限も決まってない無限組み手の最中誰も聞かなかった質問を
俺がプレイの最中に質問してみました。
「向こう行ってもギャザつづけんの?」
相手のプレイが止まります。
「わかんない。対戦相手居ないしなぁ。」
「カードショップとかあれば新しい相手見つかるかもよ。」
「カードショップがあるかどうか怪しい・・・」
「・・・」
そう、友人の引越し先は都会ではなかったのです。
ネット通販等当時もあったかもしれませんが、俺達は利用してませんでした。
当然そういった発想にも行き着かなかったし、カードショップが無ければ、新たなM:tG仲間を探すという事はかなり難易度が高かったのです。
「でも、俺M:tG好きだからな。多分一人でも続けてると思うよ。」
「そうか。いい対戦相手見つかるといいな。」
こうした送別大会も時間が過ぎ、解散の時間となりました。
そして、それは別れの時間でもあります。
俺はさっきの話を聞いてから、カード入れ替えると言いながらこっそり用意していた
余っていたコモンやアンコモン、安いレアで数種類のデッキを渡しました。
「これ持っていって向こうで流行らせて来いよ。」
「ん?お前もなんか用意してたのか。俺はこれ、構築済み持っていけ。」
「やべ、俺何も用意してなかった!ダイスやるよダイス。この流れなら必要だろ」
「俺は土地やるよ。」
なんだかんだで皆、引越し先でマジックがプレイできるのかを気にして
それぞれ用意していたのでした。
「こりゃこれで引退なんて言えないなー!流行らせて来るよ!」
「既にめちゃくちゃ流行っててボコボコにやられたりしてなっ!」
「そん時は泣いて帰ってこい」
こうして彼が新しい地でマジック:ザ ギャザリングがプレイ出来ることを祈り、見送ったのでした。
数ヵ月後、新たなエキスパンションのアポカリプスが発売した頃に、
新しい友人と共にマジックを買いに行ってファイレクシアの闘技場が出ただなんて自慢話を彼から聞かされるのでした。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
「今度引っ越す事になったんだ。」
そう、仲のいい友人に告げられました。
当時まだまだ未成年の俺達にとっては、引越しといった突然の別れは
それは衝撃的だったのを覚えています。
その引越し先がかなり遠くの県だと言うのも、会えなくなるなと感じさせるのでした。
今でこそ、SkypeやPCの普及等で遠くの友人を遠くに感じず話せたり、遠くの未だ直接あった事はない友人が出来やすくもなっていますが、携帯電話やメールしか会話したりする手段がなければ少しずつ疎遠っぽくなっていく事も多かったりしました。
M:tGを一緒によくしていた仲間とそういった別れになる場合、
やっぱり一番ネックになるのはプレイできなくなるという事。
それならと、身内全員で小さな送別大会が
当時身内の溜まり場になっていた俺の部屋で開かれるのでした。
大会と称した100人組み手状態。
引っ越す奴に仲間が延々と挑み続けます。
その日が、皆が集まれる最後の日。
皆それぞれ、「お前だけ残れよー」「こっちには戻ってこないの?」等の会話をしながらのプレイが続きます。
何周目でしょうか。
この時間制限も決まってない無限組み手の最中誰も聞かなかった質問を
俺がプレイの最中に質問してみました。
「向こう行ってもギャザつづけんの?」
相手のプレイが止まります。
「わかんない。対戦相手居ないしなぁ。」
「カードショップとかあれば新しい相手見つかるかもよ。」
「カードショップがあるかどうか怪しい・・・」
「・・・」
そう、友人の引越し先は都会ではなかったのです。
ネット通販等当時もあったかもしれませんが、俺達は利用してませんでした。
当然そういった発想にも行き着かなかったし、カードショップが無ければ、新たなM:tG仲間を探すという事はかなり難易度が高かったのです。
「でも、俺M:tG好きだからな。多分一人でも続けてると思うよ。」
「そうか。いい対戦相手見つかるといいな。」
こうした送別大会も時間が過ぎ、解散の時間となりました。
そして、それは別れの時間でもあります。
俺はさっきの話を聞いてから、カード入れ替えると言いながらこっそり用意していた
余っていたコモンやアンコモン、安いレアで数種類のデッキを渡しました。
「これ持っていって向こうで流行らせて来いよ。」
「ん?お前もなんか用意してたのか。俺はこれ、構築済み持っていけ。」
「やべ、俺何も用意してなかった!ダイスやるよダイス。この流れなら必要だろ」
「俺は土地やるよ。」
なんだかんだで皆、引越し先でマジックがプレイできるのかを気にして
それぞれ用意していたのでした。
「こりゃこれで引退なんて言えないなー!流行らせて来るよ!」
「既にめちゃくちゃ流行っててボコボコにやられたりしてなっ!」
「そん時は泣いて帰ってこい」
こうして彼が新しい地でマジック:ザ ギャザリングがプレイ出来ることを祈り、見送ったのでした。
数ヵ月後、新たなエキスパンションのアポカリプスが発売した頃に、
新しい友人と共にマジックを買いに行ってファイレクシアの闘技場が出ただなんて自慢話を彼から聞かされるのでした。
ギャザ速
http://mtg-news.net/
コメント
感動!
リンクさせていただきます。
なんといい話・・・。
リンクさせていただきましたm(_ _)m
リンクさせてもらいます!
心温まる話ですね。
MTGを通しての時間、場所を超えた・・・
友情って言うのかなぁ。
こんな話が、MTGを通じてあちこちで聞けるといいですね。
単なるTCGに留まらず、様々な物語が存在するのが感じ取れます。
リンクさせていただきました。また見に来ます!
本当にMTGは最高のコミュニケーションツールですよね
MTGのおかげでどれだけの友達が出来たことか
勝手ですがリンクさせていただきました!
リンクさせていただきました。
リンクさせて頂きました。