回想編 2章

ある日を境に一人でもプレイを続けていこうという意気込みも、
月日を重ねるごとに薄れてき、寂しさと懐かしさが高まる様になっていました。

マジック:ザ ギャザリング

それはデッキ一つではその面白さを100%楽しむことは出来ません。
では、デッキ二つ。それでも俺一人では100%楽しむことは出来ません。
ならば大会。そこは唯一プレイヤーと触れ合う機会でした。

しかし、大会が終わった後の素敵なプレイの感想を伝える仲間や
悔しかったプレイ内容を嘆く相手も居ない。
それは何割かM:tGの面白さを俺から奪っていたようです。

気がつけば毎週通っていたショップへの足も月に1度、2ヶ月に1度と、
俺のMTG成分はどんどん薄れてしまっていました。

毎日触れていた何かから触れなくなる時、
その空いた時間は他の何かに費やされます。

スタンを追わなくなった為カジュアルとなったデッキは残したまま、
とうとう俺はコレクションのストレージやファイルを仕舞いこんでしまいました。

幾つか今までプレイしてきた他のTCGはほぼ処分してしまっていましたが、
どうしてもM:tGは手放す事が出来なかったのは、
どこかに未練が残っていたのでしょう。

しかし、まったくM:tGを触れない日々にも慣れていき
気がつけば「TCGは昔やっていた趣味」と一言で終わってしまうような関係になっていたのでした。

それから数年

俺はこのカードゲームの事、存在すらも忘れていました。
社会人となり、それまであった多数の趣味も時間に追われ失われ、
気がつけばホームページを作っていたりデザインをしていたりと
デスクワークばかりの日々。

魔法とは程遠い世界で生きている俺が居ました。


2011年、まだ肌寒い頃ある人物を出会うまで・・・


ギャザ速
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